夢の化石 今敏全短篇 (KCデラックス)
夢の化石 今敏全短篇 (KCデラックス) / 感想・レビュー
645
まず、「虜」を除いては年代順に掲載してくれたのはGJだった。短編という事ですが、続きがありそうな余地を残しているものと完結しているものがあって読んでいて飽きなかった。特に印象に残った話は「太陽の彼方」。映画「老人Z」を思い起こさせるようなモチーフだったし、話の展開としては単純なんだけどその発想と絵で見せる上手さが相俟って不思議な魅力があった。続きがあればなぁと思ったのは「キンチョーの夏」「PICNIC」かな。アニメ監督の漫画作品の変遷を見ていく事で面白い感覚を味わえた。巻末の平沢進インタビューも必見。
2012/09/28
erierif
わいら、太陽の彼方、JOYFUL BELL、芭蕉の冒険、虜が面白かった。特に太陽の彼方は今さんらしくて動きがあってユーモラスで面白かったです。
2011/10/10
ikki
読むタイミングというのはあるのかもしれない。今回回顧展があまりに魅力的だったために手に取ってしまいました。実際当時掲載誌で読んだ事のあるのも多数あったのだけど、今回読んで思い出したと言うのが主直な所です。あれ?あれ?って。一編一編がカメラワークのようにぐるぐる回る不思議な感じは読んでいてぐいぐい来ますね。個人的には「わいら」「虜」が好きです。
2011/08/24
ちた
たくさんの作品を世に残し、道半ばで散ったアニメ映画監督。彼が漫画家として世に残した、珠玉の作品集。SF要素が織り交ざり、世界観の大きさに息を飲む。
よしだ
アニメーション作品の原点を伺えるものが幾つかあったかな、と。だんだん面白くなっていく物語群にアニメと同じテンポを垣間見た気がします。
2011/05/04
感想・レビューをもっと見る