地球恋愛(1) (KCデラックス)

匠

６カ国それぞれの中高年の恋模様。恋とは言っても年季の入った人たちだから、落ち着いた雰囲気とコミカルさとせつなさの混ざった空気感がある。心揺さぶられるというほどじゃないけど、なぜだか心に残る。そしてじんわりくるものがある。イタリアから始まり、ツバル、デンマーク、リオデジャネイロ、シリア、そしてアメリカと６話の独立した話なのだが、少しずつ話や人物や物が繋がってたりするのが楽しい。なんとなくジム・ジャームッシュ監督で映画化したら面白そう。２巻目はまだ出ていないようで、今後どう展開されていくのか楽しみ。

2013/08/04

たまきら

ワカル…著者の気持ちわかる…。自分も様々なロマンス媒体を楽しみながらも思うんですよ…しわ！しわのある味のあるロマンスが見たい！と。その結果最近楽しんだ映画ったら「ラスト・ベガス」（オジサマ俳優たちが素敵すぎる！）、「ヴィンセントが教えてくれたこと」、「31年目の夫婦げんか」…。若い人の恋愛はかわいいけどもはや子供にしか思えない。夫もしわにさらに味わいが出てきました。でも、自分の白髪はイヤです。

2021/05/21

ネロ

前から気になっていたんですが、なんだかすごく地味な内容なのかな〜？と手に取れず…しかし、最近読友さんの感想を読んで無性に読みたくなりました。やはり内容は地味なんですが…なんかいい！ヤマザキマリさんの描くおっちゃんおばちゃんおじーちゃんおばーちゃんは渋くって、哀愁漂ってて、どこか愛らしい！決してドラマチックではないけれど、地球のどこかでこんな恋愛が繰り広げられてるんだなぁと、温かい気持ちになれます。若い頃は歳を取るのが恐くて仕方なかったけど、最近はそれもちょっといいなぁと思えたり…

2013/08/13

Squirrel

帯に「世界各国の中高年の恋模様」とあり、まさにそんな感じでした。ヤマザキさんの絵だから妙にリアリティもあり、おばさんの私もまだまだこれからと思ったりしたのでした。

2011/08/23

珂音

世界を股にかけるラブストーリー。いえ、そんな壮大なものじゃなく舞台が世界中あちこちしてるだけと言うか、前の作品と緩く繋がってる連作短編集。市井の人々の普通の恋愛だけど、ちょっと良いなと思わせる、素敵なお話。みんな若くないのがいいねぇ。

2012/09/11