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ヒミズ 上 新装版 (KCデラックス)

ヒミズ 上 新装版 (KCデラックス)

ヒミズ 上 新装版 (KCデラックス)

作家
古谷実
出版社
講談社
発売日
2011-12-20
ISBN
9784063761986
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ヒミズ 上 新装版 (KCデラックス) / 感想・レビュー

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ぐうぐう

映画公開を明日に控え、再読。古谷実の漫画は、私達が生きる現実と寸分違わぬ世界を構築している。ここには、この世で起こらないことは何ひとつ描かれていない。理不尽な暴力や、底知れぬ狂気や、突発的な歓喜が、隣り合わせで共存している『ヒミズ』は、私達の世界そのものなのだ。

2012/01/13

ふりや

新装版にて再読。今まで色々なマンガを読んできましたが、確実に自分の人生をややこしい方向にこじらせてしまったであろう作品。初めて読んだ時の衝撃と精神的ダメージは未だに忘れられません。どこまでも「普通」の人生を送りたいと願う中学生の主人公・住田。身の丈をわきまえ、夢や希望とは無縁の生活を続けるが、ある事件をきっかけに、決して望んでいなかった「特別」な人間になってしまう。時を同じくして同級生や仲間の間でも不穏な出来事が起こり始める…上巻の展開だけでかなり陰鬱な気分になりますが、このまま下巻へ行きたいと思います。

2020/06/29

多田幾多

不道徳と絶望と人間の暗い心。幸福になりたいだけで、こうも不幸になるのか。

2013/06/01

白義

うーん、この狂気と正気、ギャグとシリアスが背中を向けてよーいどんしたら一周して融合した感じ。うわ、あるあるある…って思うのに気持ち悪さしかないんだものなあ。ヒミズの日常とこっちの日常は本当に地続きで、その続きの果てにあの化け物も多分いるんだろう。みんなおかしいのにひょっとしたらおかしくないのかもしれない、とこっちのリアリティーを侵食してくるリアルな嫌さ、確かに凄い

2012/09/27

地下鉄パミュ

読み始めは至って普通の若者の人間ドラマだったが、途中から半転する。何処にでも落ちている話しでは無いが、誰しも落ち入る可能性がある日常をリアルに描写。漫画的な面白さはやや薄いかもしれないが、妙にリアルで得体の知れない独特の雰囲気があるので読ませるパワーは凄いかもしれない。

2017/06/29

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