愛蔵版 恋文日和(1) (ワイドKC)
愛蔵版 恋文日和(1) (ワイドKC) / 感想・レビュー
豆
その場の勢いや感情が反映されてしまう手紙。だから言葉には体温があり、手紙を出した人の輪郭が出来上がり、その輪郭を胸に返事を書く。その為か、返事には時間をかけてしまう。なぜならその輪郭が自分の中でどんどん膨らみ、たくさんのロマンティックな言葉をちりばめたくなるから。そんな言葉を投げても、私の中にある相手の輪郭はそれをとても優しい笑顔で受け入れてくれるであろう、喜んでくれるだろうと思えてしまうから欲張ってしまう。この言葉があなたの元に、決して迷わずまっすぐ伝わりますように☆そんな胸キュンな気持ちになります。
2012/08/10
じる
コミックス版も全巻持っていましたが、表紙の素敵さと溺れるナイフの書き下ろしが載っているということでつい。恋文にまつわる恋の話の短編集はまさにジョージ節、というかジョージ朝倉作品のいいところを勢いそのまま詰めました!という感じ。どの話もらしくてよくまとまっていて、ひとつひとつにドラマがある。こんなジョージ朝倉の少女漫画が好きです。ぐいぐい読ませるテンションと締めのおとしどころはさすが。ナイフ書き下ろしはさすがにコウちゃんと夏芽以外の話だけど、ちゃんと表題と合わせてちゃんときゅんとさせてくれるからさすが!
2012/08/12
ふぅあん
ちくしょう!新しい話入ってるから買っちゃったよ! どの話も好きだなー。 図書室のラブレターの感想やりとりするのとか楽しそう! オリーブ少女にうけました笑
2012/10/20
龍國竣/リュウゴク
純粋で、過激で、率直で。会っている時にはそうなんだけれど、文章を書くとぎこちなく、真面目になってしまう。恋文を交わす二人が、気づき、また間違えて、出会いそしてすれちがう。いずれも破天荒な物語が繰り広げられる。元気で、力強くて、でも繊細だ。
2012/08/18
早瀬主税
手紙をテーマにした短編集。何故今愛蔵版が、と思ったら、夏芽とコウの前身があるからなんですね。このころのジョージさんの絵の感じ、すきだな。今のキラキラしているのも魅力的ですが。ベタベたしてる背景なんかが逆に感情を抽象化して、伝わってくるんです。昔も今も、変わらず好きなのは図書委員の話。感想を物で伝えあう、って素敵だ。夏芽とコウの話は、暑く、熱い!ナイフのコウちゃんのが年下なのに大人っぽくて、影がある。恋文のほうは、何だかんだ生きていけそうな奴でした。
2012/07/26
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