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蟲師 愛蔵版(5) (アフタヌーンKCデラックス)

蟲師 愛蔵版(5) (アフタヌーンKCデラックス)

蟲師 愛蔵版(5) (アフタヌーンKCデラックス)

作家
漆原友紀
出版社
講談社
発売日
2014-02-21
ISBN
9784063768794
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蟲師 愛蔵版(5) (アフタヌーンKCデラックス) / 感想・レビュー

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眠る山猫屋

『沖つ島』の生まれ変わり(正確には生まれ直し)の死生観。選択肢があるから人は迷う。『眼福眼禍』の見透すことが出来ることの幸不幸。この巻はそうした命題の物語が多い。『山抱く衣』『篝野行』の二編もとても感慨無量だが、『暁の蛇』記憶を奪う蟲に寄生された母の生き方が印象深い。人は大切なものは忘れられない、そうした生き物なのだろう。

2020/12/30

瀧ながれ

「山抱く衣」が好きです。深刻な話が展開していったと思ったら、いきなりギンコが埋まっているという(笑)。このシリーズのなかでは、怪異はすべて蟲のせいで起きるので、「産土」も蟲。

2014/07/06

王蠱

失って初めて気づくこと。ある者は家族を、ある者は記憶を、ある者は闇の中の自由を。望む望まぬに関わらず何かを喪い、けれどその喪失を受け入れまた歩み出す人々。「沖つ宮」全話の中でも特に印象に残っている話。「生きていた時間を喰らう蟲」というSFっぽい発想もだが最後のギンコのモノローグが胸に残る。「山抱く衣」山の気配がこちらまで伝わるような物語の運び。今回みたいなこともありだんだん品物の真贋疑うようになってく化野先生(笑)「暁の蛇」今巻では一番哀しさを感じた話。覚えていないことが幸せ、ってのは辛いけどあるんだよな

2015/04/25

yaki

改めて、カラーが本当に良いなぁ。愛蔵版の価値はここにあると思う。

2014/02/23

晴間あお

この巻は自然よりも人のほうに重点が置かれているように感じた。単純に町が舞台なものが多いという事もあるけれど、蟲が自然現象というよりも妖怪に近い形で出ている事が大きいかもしれない。自然の営みの中の人間というよりも、人間の営みの中に自然があるという感じ。自然への畏怖が薄れていく過程といったら言い過ぎだろうか。逆に町という人のコントロール化と思われる空間にも蟲のようなものが入り込むと考えるとおもしろいかもしれない。東京のような大都市にもうごめくものがあるのだ。

2017/06/14

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