蟲師 愛蔵版(6) (アフタヌーンKCデラックス)
蟲師 愛蔵版(6) (アフタヌーンKCデラックス) / 感想・レビュー
眠る山猫屋
絆と信頼の物語が多かったかな?この巻からアニメ続章に入るのだが円盤はプレミア、密林様々で視聴済み。凍った沼の底に消えた妹への贖罪に悩む青年の再生を描く『雪の下』や自己肯定が低い少女が空に消えてしまう『天辺の糸』などが印象的だった。どの物語もハッピーエンドでギンコも報われたなぁ。そんな巻は珍しく、掬い切れない人間の業が描かれる物語も多いから。静謐な空気は相変わらずで、今日みたいな雨の日に読めたのは僥倖。
2021/03/13
柳田町
天辺の糸、囀る貝、夜を撫でる手、雪の下、野末の宴。光酒どんな味なんだろうなあ。日本酒に近いのかワインに近いものなのか気になります。
2014/03/22
せいや
★★★★☆ 「天辺の糸」の結末が幸せで好きだ。
2014/06/06
たぬこ
天辺の糸:ギンコは相手を責めずに、ただ事実だけを述べているが、それは責められたり、なじられたりするよりもキツかったろうな…。 野末の宴:ずっと重苦しい話が続いたので最後にホッと出来る話を読めたのは有り難い。
2014/05/22
晴間あお
基本的な型は決まっているので全体の感想としては書くことがなくなってくる。蟲師は詩的なつながりで物語が編まれているものが多いけれど、この巻は「天辺の糸」と「雪の下」だけがそうで他の3つの物語は、少し毛色が違うように感じる(特に「夜を撫でる手」)。「雪の下」はトキの心情を雪や氷に託して表現していて興味深い(凍り付いたトキの心が人の体温で溶け、寒い=悲しいという感情を取り戻す)。そういえば短歌は自分の思いを自然に託して詠んだと聞いたことがあるような。そういう見方で読んでみてもおもしろそうだと思った。
2017/06/16
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