女帝の手記(1) (KCデラックス)
女帝の手記(1) (KCデラックス) / 感想・レビュー
荒野の狼
奈良の法華寺を訪問した際に、寺を開き、その十一面観音のモデルとなっている光明皇后に興味を持ち本書に行き当たった。本作は聖武天皇と光明皇后の間に生まれた阿倍内親王の物語。阿倍は、藤原不比等の孫にあたり、藤原氏と天皇家の婚姻関係は複雑であるが、巻頭の家系図が助けになり把握は困難ではない。第一巻では主人公の阿倍が少女から皇太子になるまでの時代の話であるが、ここまでで完結しており、一巻のみでも読む価値がある。巻末の年表によれば阿倍が20歳までの出来事(西暦718-738年)。
2021/06/18
getsuki
新装版購入にて再読。聖武天皇の娘で後の孝謙天皇が主人公。自分の存在意義について幼い時から悩んでおり、少し気の毒……。
2015/03/22
響霞
本屋で見つけて気になって購入。 孝謙天皇のお話。 この頃の話は詳しく知らないのですが興味深く読みました。 次の展開が気になります。
2015/03/13
Q*きゅうのすけ
電子書籍で無料。「天上の虹」から色々別れてるんだなー。このシリーズは購入してません。聖武天皇の娘、阿部皇女のお話。長屋王が好きな私としては、どうも藤原氏は…(^o^;)
2015/08/24
餅屋
里中歴史ロマン、阿倍内親王の一冊目▲史上初の女性皇太子となり、二度、天皇として即位した女帝の華麗なる生涯▼ゴッドマザー橘三千代が説く「この国の正しい道」悪がほろびるように~左大臣は極悪人にと、長屋王残照記を裏から見たつづき。氷高おおおばさまは、けわしいお顔。長娥子おばさまは、りんとしてらして…。うたがうきもちが「大人への道」の第一歩となり、藤原一族の意識が芽生えるとき「かくご」を知る。たたりや玄昉の法力を目の当たりにし、反抗期が来ても下道真備のような包容力溢れた指導者を得られたことは幸せかと(1992年)
2023/08/17
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