クロックワーク・プラネット4 (講談社ラノベ文庫 か 4-1-4)
クロックワーク・プラネット4 (講談社ラノベ文庫 か 4-1-4) / 感想・レビュー
まりも
榎宮祐×暇奈椿×茨乃が送るゼンマイファンタジー第四弾。世界最悪の犯罪都市、区画・シャングリアを舞台にした話。期待通りの面白さでした。暇奈さんがメインで書いたからか、何時ものような癖のある文章ではないので読みやすく、すんなり物語に入り込む事が出来たのが良かったですね。今まで影でナオトたちを支えていたハルターが大活躍してくれたのはとても嬉しかったです。やっぱりオッさんキャラは渋カッコよくて好きだわ。三番目のinitial-Yシリーズはキワモノチョロイン枠っぽいけど、果たしてどうなるのか。今後も楽しみです。
2015/12/30
よっち
ナオトたちが訪れたのは世界最悪の犯罪都市、区画・シャングリラ。だがそこで待っていたのは裏切りと陰謀と、新たなInitial-Yだった第四弾。些細なきっかけから都市を牛耳るキウに脅かされたハルターの選択。才能があって突っ走るナオトとマリーは怖いもの知らずだけれど脇も甘く、老獪な年長者たちならではの選択と奔走によって、彼らにとって今回の事件がいい経験になったんじゃないかなと。新しいInitial-Yはツンデレでチョロインでしたが、今巻でリズム感のある展開も戻って厚さもあまり気になりませんでした。次巻にも期待。
2015/12/28
Yobata
ナオト達が次に向かった先は世界最悪の犯罪都市,区画・シャングリラ。殺人,人身売買とあらゆる犯罪が行われる中で、ナオト達に起こったのはハルターの裏切り⁈さらには新たなInitial-Yも現れ…。3巻で終わりかと思ったけど続き出たねぇ。嬉しいし今回も重厚だったねぇwこの都市を牛耳るキウによって仕事を迫られたハルターが取ったのは大人の選択…そんな大人であり、人間と機械の狭間を生きるハルター回だったね。自ら汚名を着て裏切り者となり,生き方を模索したハルター、いぶし銀だったね。マリーの尻拭いで、一人で戦場を→
2015/12/28
チェシャ猫
ハルターのハルターによるハルターのためのお話。または、天才が天才の癖に凡人だと悩み、読者がいやいやと突っ込むお話。それと勝手な予測ですが、テンプが間違っているのは、自由だと思ってるところじゃないかなぁ・・・。束縛される(自由度を奪われる?)ことで方向性を得、威力や性能を高められるとか。思ったりしたりして。お話はすごく面白い巻だったです。おっさんも覚醒すると思わなかった。
2016/02/17
わたー
★★★★★面白かった。ハルターの裏切りから始まる物語。前半はなぜ裏切りに至ったのかを丁寧に描き、後半はそれまでの鬱憤を晴らすかのようにキャラたちが大暴れするという二段構えの構成になっていてよかった。特にハルターが渋くていいなぁ。セカンド・イプシロンのなかで一番年上なこともあり、クールな仕事人の印象があったが、今回は内に秘める熱さを発揮していてカッコよさが増した。また、アニメ化企画も進行しており、続刊も決定しているようなのでひと安心。今後の展開に期待したい。
2016/01/03
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