サルチネス 1 (ヤングマガジンコミックス)
サルチネス 1 (ヤングマガジンコミックス) / 感想・レビュー
タク
最愛の妹を安心させるため、東京へ「社会的自立」の旅に出発したニートの青年が様々なトラブルを巻き起こす/『ヒミズ』や『シガテラ』の時ほどの切迫感はなくて、ギャグ満載で読みやすい。特に10年程前の古谷さんに期待されていた、そして本人も相当意識していたであろういわゆる「文学」から距離があるのが大きい気がします/新興宗教の成立する過程を見てる感じ
2013/01/04
ぐうぐう
あくまで、現在という世界を映し出すことにこだわり続ける古谷実。前作までのシリアスさが控えられ、シュールな笑いが前面に出ているかに見える、この最新作も、実は例に漏れない。ニートである主人公が、社会的自立を目指すことが、健全さをもたらせるのではなく、逆に理不尽を生み、混乱を引き寄せるという不条理。この一筋縄ではいかないややこしさは、主人公の脳内のややこしさではなく、私達が生きるこの世界のややこしさに他ならない。世界の、残酷なまでのシビアさには、もはや笑うしかないということだ。
2012/10/03
抹茶モナカ
古谷実の漫画は、若い頃、熱心に追いかけて読んだ。ふとしたキッカケで、この漫画の1巻だけ読んで、振り切れ方が懐かしかった。絵が上手になっていて、引き込まれる暴走キャラの活躍。こういうのは、常識が備わっていて、自身はそこから外れないから書けるのだろうか。
2022/05/01
メルキド出版
「……いいか……この世界はほぼすべて"普通"の人間のタメにできている」「普通を失った者は孤独を感じてしまう……だが本当の孤独を知る者は……本当の幸せを知る事ができる……」(中丸タケヒコ)
2024/05/22
ワダマコト
ぶっ飛んでんなぁ。
2014/11/02
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