ヴィンランド・サガ(14) (アフタヌーンKC)
ヴィンランド・サガ(14) (アフタヌーンKC) / 感想・レビュー
N島
奴隷編完結。腕が飛び鼻が削がれるような描写が目立つ血生臭い話を、良くここまで美しくまとめてくれました。 憑き物が落ちたような登場人物達の表情の変化に合わせて、僕の眉間のシワも幾分和らいだのではないでしょうかね。
2014/02/22
こも 零細企業営業
ケティル側の戦死者は122名。クヌートガワは8名。再度、ケティルへ降伏勧告を出し、返事を待っていたクヌート達の所にトルフィンが現れてらクヌートの会合をする。闘う力はあるが、闘う理由が無いから一切振るわない。お前が救えなかった奴を俺が受け持つから無理すんなとトルフィンに言われ、クヌートは憑物が落ちて爆笑する。 そして、トルフィンは実家に帰るが、、姉にすら忘れられており超ショックを受け、母親に会ったらやっと受け入れられる。HPにて加筆https://www.kashiwa1969.online/?p=6542
2020/01/25
kanon
奴隷編はもう完結していると勝手に思っていたのだが、この後日談的、でも確実に奴隷編の締めには必要不可欠なこの巻のこのエピソードがあって、読んだ事で、今現在、より一層晴れやかな気分になっている。人間の心の深いところにある善と悪を、悪から善と言う順番で見たからなのか、本当に清々しいのである。やはり何だかんだ言うが、終わりが良ければ全て良しと言うのは中々の真理なのかもしれない。(まだ終わってないけれど)どんなに弄れている奴でも、明らかに本気の奴を目の前にすれば、結構改心するものなのだ。次巻から久々の新展開か…?
2014/03/25
exsoy
明日への逃走
2014/02/24
流言
奴隷編・完結。再会した『侠気のトルフィン』と『北海最強のヴァイキング』クヌート。13巻の血みどろの印象からは想像もできないほど、侵略戦争は平穏な形で幕を閉じた。そして、帰郷。別の作品のようにコミカルな雰囲気になる。戦争は結末こそ吹き抜ける風のように爽やかさを滲ませるが『百発殴らせる』など、この作品の持ち味であるハードで過酷な世界観は健在である。傷だらけのトルフィンと、亡父の悪霊に囁かれるクヌート。両者の目指すところが明示されすれ違った。異なる道の新たな仲間を得た彼らの人生がどういう形でかかわるのだろうか。
2014/12/28
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