会長 島耕作(2) (モーニングKC)
会長 島耕作(2) (モーニングKC) / 感想・レビュー
Kei
ニューイヤー駅伝。エースが怪我のデマ情報で油断を。和服の帯を解かないで着たまま○○することを昆布巻きという。オランダ人がケチなことを英語でダッチアカウントというように世界では有名。飾り窓はいわゆる買春宿。オランダでは職業選択の自由から認められている。オランダの風車は950基ほど残されている。19世紀の頃は全土で9千基以上あった。オランダの風車はほとんど風車保存協会の所有になっている。日中はその協会に雇われた風車守の資格を持った人がすんでいる。マリガン-ミスショットしたときにもう1度打つのが許されること。
2017/02/11
ぐうぐう
会長となった島は、日本の農業の未来を拓くため、オランダへと赴く。海外取材から得た、世界各国の経済の最新情報をストーリーに巧みに絡ませるのが『島耕作』シリーズの特徴だが、弘兼憲史はこのシリーズをただの情報漫画に貶めない工夫をいつもしている。今巻で言えば、ライバル企業の社長をゲイバーに出没させるのだ。無味無臭な経済も、弱さを抱える人が動かしている。そんな人間臭いドラマを、このシリーズは忘れていない。
2014/06/26
フロム
この卷は興味深い。島がオランダの植物工場を見学しそれを自社に持ち込もうとするのだが、日本の問題点が見え隠れして面白い。一つはマーケティング。作った作物をどこに卸すのか考えていない所、二つ目は敵となる日本の農家に対して考えが無い所。農家を同行させないと彼らにとって何が不安で不満なのか読めないはずだ。 ただ作者をフォローすると当時の家電業界は確かパソコン、白物家電など壊滅状態だったので電機以外の食い扶持を探す事は死活問題だったはず。ちょっとおぼろげだけど。
2023/05/06
tak
なんだか、色んな意味で枯れない感じだね
2014/06/27
にゃむこ@読メ13年生
農業の分野に注力する島会長、オランダへ視察。国土面積が日本の約1/9にも拘らず、オランダは米国に次ぐ世界第2位の農産物輸出額を誇る。その実態は「アグリバイオインダストリー」と言われる植物工場で、温度・湿度・養分などがコンピューター制御で調整され、農業従事者は一日の仕事のうち半分はパソコンの前に座っている。朝から晩まで腰を屈める重労働のイメージが強い日本の「農家」と比べると、おそろしく合理的で近代的だが、日本への導入は設備投資はじめかなりの負担を強いられるから、国の補助があっても相当難しいのでは。
2014/09/06
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