へうげもの(23) (モーニングKC)
へうげもの(23) (モーニングKC) / 感想・レビュー
眠る山猫屋
この漫画、連載雑誌にはラストページにコジャレたコメントが載ってるんだよなぁ。単行本には無いから編集者さんが考えてるのかなぁ。ともあれ、今回は息子の暴走に巻き込まれて古田織部が追い込まれていきます。未だ豊臣徳川合体に希望を捨てない織部、タイホされちゃいました。そして上田さんにも死亡フラグが立ちまくり・・・。それにしても、相互の思惑がすれ違いまくりでやるせない。
2016/12/23
またおやぢ
物語の終末にむけて何かがガラリと崩れ始めたシリーズ第23巻。ひたすら数奇に生きることを求める男達ではあるが、数寄モノがもて囃されたは不安定な時代だからこそであり、安定に向かう時代ではその価値が色褪せてきたように思える。廃り流行は時代の映し鏡ということか。
2016/12/23
ミエル
古織のラストもいよいよか… 派手な出来事はないものの各キャラクターの心理描写の秀逸さが目立った巻、山田作品の醍醐味が詰まっていて読みごたえあり。 古織、死なずに宇宙にでも飛んでくれないかな、次巻を読むのを躊躇うほどへうげものの古織がいとおしい。
2016/12/26
ぐうぐう
徳川・豊臣両陣営をたらしこむことで、へうげもの道を極めようとする織部だが、秀頼をじわじわと追い詰める家康によって、パワーバランスが大いに崩れ出す。「心中 お察ししまする 私も徳川の世はどうにも生きにくく…………窮屈で……」「数寄に明るい者程 そうなろうのう」重い歴史が織部をさらに窮屈へと迫る。己が己であるために、己のXデーに、織部よ、抗え!
2017/01/03
ざれこ
ひょうげが織部を、いや織部の周りの皆を救い続けたのに、ひょうげを理解できない天下者によってひょうげが仇になるとは・・。皮肉なものだと思いました。
2017/07/24
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