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不思議な少年(3) (講談社漫画文庫 や 6-32)

不思議な少年(3) (講談社漫画文庫 や 6-32)

不思議な少年(3) (講談社漫画文庫 や 6-32)

作家
山下和美
出版社
講談社
発売日
2017-10-12
ISBN
9784065105160
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不思議な少年(3) (講談社漫画文庫 や 6-32) / 感想・レビュー

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眠る山猫屋

全ての収録作品が自分自身に跳ね返ってくるようで、普段考えていなかったような想いに心がざわめく。凄い、いや凄まじい物語群だと思う。復讐譚から始まる『ベラとカリバリ』、少年が初めて出逢う自分と似た存在『水晶玉の猿』も響いたが、一番揺さぶられるのは『由利香』。少年が訪れた閉ざされた冬の田舎町の少女・由利香。健気で可愛らしい彼女が抱く違和感、そして“こちら側”で起きている冷酷無惨なバスジャック事件。由利香のちょっぴり寂しいが幸せな世界とバス籠城犯のあまりに救いの無い人生が交わる先にあるものは・・・。

2020/11/20

chiyo

★4.0 1話目の「由利香」からインパクトがあり、現実の彼女とのギャップが何とも辛い。もし幼少期の彼女が健やかに過ごせていたなら、優しくて明るい由利香になれたかもしれない。最期の表情を穏やかにしてくれた少年に、ただただ感謝。その他では、「ベラとカリバリ」「フランツ・カウフマン博士」が印象的。特に後者は、好きなことに没頭しているおじいちゃんがすこぶる可愛い!そして、少年が残酷だけれど優しく、それがおじいちゃんの笑顔に表れている。相変わらず少年は不思議な存在で、良くも悪くも人を扇動するものの、何故か憎めない。

2020/10/19

NOJI

何人も何人も見送って、何を思う?

2020/08/15

たまりんどすい

漫画。フランツ・カウフマン博士が良かった。神の意識の一部の具象化が少年ではないかという仮定が気に入った。そして、安らかな死に顔。満足していたのだろう。それから由利香の脳内風景と現実との乖離が恐ろしく感じた。

2017/11/26

まりこ

南極探検の話が良かった。自分自身を乗り越えようとする姿。人間の心の奥底の想いの深さ。

2017/11/02

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