マイホームヒーロー(2) (ヤングマガジンコミックス)
マイホームヒーロー(2) (ヤングマガジンコミックス) / 感想・レビュー
トラシショウ。
自宅のリビングで、そして帰宅途中の最寄り駅で。突如として拉致される哲雄と妻の歌仙。行方の解らない延人についての尋問が、深夜の倉庫と住み馴れた自宅で行われる。互いに合わせておいた口裏に、それでも疑念を捨てない恭一に、哲雄の告げる意外な「提案」と、それにより見えて来る延人の裏の顔を知った事が、二人を一蓮托生の窮地へと追いやる。結構思い切った方向に舵を切ってきたな、と言う印象。結局世の中は暴力が全て正しいのか、ならば娘の為に延人を殺したのもまた、自分が暴力(力)を欲したが為ではないのか(以下コメ欄に余談)。
2017/12/23
本木英朗
何とか鳥栖だけで、自分と奥さんの歌仙、そして娘の零歌を守ろうとしているところだったが、さっそく自分と奥さんがそれぞれやられてしまった、という2巻である。まあ、結局この犯罪は無くなったのであるが、ただ一人、恭一だけは鳥栖を亡き者に!という話だ。まあ、あとは各自読んでくれ。いやはや、なるほどねえ。ではでは、次は3巻だねえ、ウフフ。
2020/10/26
JACK
◎ 普通のサラリーマン哲雄は、自分の娘、零花を殴った彼氏の延人と出会う。延人が自分たち夫婦や、その両親にまで危害を加えようとしている事を知った哲雄は、延人を殺してしまう。優しくて暴力に縁のない哲雄は、推理小説マニアの知識を活かして証拠隠滅を図る。しかし、そんな哲雄たち夫婦の元に、行方不明になった延人を探す暴力団関係者が現れる。家庭を、娘を守るため、哲雄はあらゆる可能性を探る…。頭脳戦はスリリング。死体解体や証拠隠滅の手口は先日の座間市の事件を思い出させます。あの犯人も同じ様な知識を持っていたのだろうか。
2017/12/16
うめ
人1人消滅させるのはなかなか大変。特に、臭い、とかな!頭脳戦には観察力に事前の入念な準備、そして、相手への信頼が欠かせない。暴力により強い暴力をぶつけるか、搦め手で攻めるか。パパは一瞬たりとも気を抜けない!それにしても、強いパパだ。けして弱いおじさんじゃない。いやいや、いつだって娘にとって、パパはヒーローなんだから。
2018/05/02
秤
恐ろしい…ラップが使い道によって凶器になるだなんて。理不尽な状況にあっても、用意周到なこの夫婦は強い。きっと何気ない場面も伏線なんだろうなと思うとわくわくする。鉄雄が高校で中退したことにもなにか事情があるのか?恭一は勘が鋭くイケメンだし、仕方なく半グレ集団に属しているのだろうから殺されないでほしいな。
2018/09/14
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