ランド(6) (モーニングKC)
ランド(6) (モーニングKC) / 感想・レビュー
KAZOO
山下さんの本でも「柳沢教授」などは話が短いものが多いので間があいてもわかるのですが、このシリーズはだめですね。前の巻などを引っ張り出してこないと忘れてしまっています。ようやっと全貌のようなものがわかってきましたが、まだまだどのようになるのかが見えてきません。完結したら最初からすべて読み返すことになるのでしょう。
2018/03/28
眠る山猫屋
蓮華や捨吉に焦点があたる巻でした。向こう側の世界は(一部難病を除き)生きたいだけ生きられるということ、ランドという複合体企業は世界を牛耳り、向こう側をコントロールしているということ。それでも人間は変わらない。普通の女の子である蓮華がリアルな現実に向かいあい、そのリアルの最底辺にいた捨吉に向かい合う時、世界のひび割れが始まったのか。捨吉の子の双子のアンは確実に世界を変えていく。あ、おじさんコンビも何か仕出かしそう・・・。
2018/04/07
ぐうぐう
「人は自分で自分に呪いをかけるという習性があるからね」蓮華の過去が語られる『ランド』6巻。同時に「この世」と「あの世」との関係性の一部が明かされる巻でもある。悩める者。それは、疑問を持つからこその苦悩だ。「Well, I don’t want to be anyone but myself」そして、世界はいつも、疑問を持つ者だけが変えられる。
2018/04/30
天の川
蓮華が主人公のこの巻。「この世」に派遣される以前の蓮華のことがわかり、これまでの蓮華の印象が大きく変わる。天音と和音がつくりあげた「この世」は、不老不死が実現した「あの世」からの壮大な実験か。何と不遜なと思いつつ、天音や和音が決めずとも、この世の人々が自ら神を規定し、その存在を恐れ、生贄を捧げ、理不尽なルールをつくり出していく。本来、人の心を安寧に導くための存在であろうに、妄信させ、犠牲を強いる宗教とは恐ろしいものだと思ってしまう。
2018/11/23
capeta
蓮華目線の話。この世は天音と和音が作った箱庭。スケッチブックに描いた理想の地?二十世紀少年みたいだな。先の展開が全く読めない。それがすごくおもしろい。次巻も楽しみ。
2018/11/27
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