未来の年表2 人口減少日本であなたに起きること (講談社現代新書 2475)
未来の年表2 人口減少日本であなたに起きること (講談社現代新書 2475) / 感想・レビュー
kinkin
第一部の人口減少カタログに書かれていたことは大げさでなく、もうすでに起きている、起きかかっていることだと思った。一人暮らしが増えること、自動車事故が増えること、野菜やコメを作る人が減ること、ネット通販が増える反面トラック輸送を担う人が高齢化で減少すること、ガソリンスタンドが減り灯油難民が増える、山林に手が入らず土砂崩れなどの災害が増える。他様々なことが起きることを知る、これ以外にも想像力を発揮すればまだまだ人口減少による問題は出てくると思う。未来の年表1と併せて続けて読むとよりその衝撃度は深まると思った。
2018/06/23
ehirano1
問題提起に悲観的になるのではなく、「ピンチはチャンスだ」くらいに思いたいです。人口減少は深刻ではありますが、単に現代社会のスタイルを反映しているだけのような気がします。要は、このようなスタイルの内在的論理が人口減少ではないかと思ったりもします。人口減少に対しても、それに沿ったテクノロジーやそれを活かしたサービス(≒ビジネス)を人類は創設できると信じたいです。コロナの時だってUberやZOOMなんか出ましたし。
2023/10/30
はっせー
前作『未来の年表』の続編にあたるものであった。データを用いて先の未来を予測するのであり理解していたものからハッと驚くものまであった! 未来の予測はいま現在潜在的に存在する事由が具現化したものとなる。例えば刑務所の話である。私は刑務所の見学を大学の講義の一環でしたことがある。その際に言っていたのは高齢者の増加。単純作業もままならない人もいるという話。この本に書かれている事態はいまも小さな火種になっている。それを少しでも抑えるためできることが書いてある。これ以外の解決策を自分でも探していきたい!
2020/04/10
mura_ユル活動
前回のベストセラーから1年後、本書を発行。今回も2部立て。人口減少、あなたの周辺で起きることと、今からあなたにできること。ある人は将来自分進む道の一助に、ある会社の経営者は会社の方向を模索する一助となるかもしれない。読んでいて笑えなくなった。次世代にきちっとしたものを引き継ぐどころか世話にならないよう自己鍛錬して行かなければ。いまの電車などは健常者・若者がベースで考えられているので、それを変えなければならないと。社会の変化はビジネスチャンスを多く生む。アンテナを広げ感じることができるかどうか。
2019/10/13
KAZOO
前巻がどちらかというと、数値を中心にした全体的な話が多いように感じましたが、今回は図で18の事例を紹介して非常に身近な問題に置き換えてわかりやすくなっています。2020年頃から2050年頃までに起きるようなことをピックアップして今後の対応に準備をしていかなければならないということをいわれています。政治家も少しはこのようなことをやるような政策を考えてほしい気がします。やはり地方再生が一番です。
2018/06/01
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