死因不明社会2018 (講談社文庫 か 115-7)
死因不明社会2018 (講談社文庫 か 115-7) / 感想・レビュー
霧島
解剖率2パーセントの「死因不明社会」の現況と海堂尊作品ではお馴染みのAi(オートプシー・イメージング)にまつわる本。海堂作品は割とフォローしてきたので、内容は把握しやすかった。2018年追加分には今年冬放映されたドラマ『アンナチュラル』の脚本家・野木亜紀子さんについて触れられているが、野木さんの物語製作への真摯で誠実な姿勢が伝わってきて、このストイックさがあの面白さを生み出すのだなと納得&好印象を抱いた。
2018/10/11
みのにゃー
長い時間かけてようやく読了。死因不明の何が駄目か。今、医師会では小児の死亡にAi(死亡時画像診断)の実施を目指しているという。これは体表検案(見た目)だけでは死因がわからない時、親からの虐待であれば解剖の同意が得られないだろうから。これは納得。しかし闘病生活(例えば癌)の末死亡となれば死因は明らか病死だろう、死因究明など不要ではないか。私を含め多くの人がそう思うだろうが、もしかしたら医療ミス・他への転移かもしれない。その死因は遺族に知らされ、後の医療に生かされるべきなのだ。納得。
2018/08/08
金吾
AIへの熱い気持ちと官僚への根深い不信感を感じました。この本を読む限りAIを積極的に活用していくべきではないかと考えます。
2020/01/09
おだまん
こちらはちょっとお堅め。海堂先生には今後も頑張ってほしい。
2018/08/12
takao
Aiの導入。元はブルーバックス。
2020/02/29
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