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若様とロマン (講談社文庫 は 96-3)

若様とロマン (講談社文庫 は 96-3)

若様とロマン (講談社文庫 は 96-3)

作家
畠中恵
出版社
講談社
発売日
2018-08-10
ISBN
9784065118481
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若様とロマン (講談社文庫 は 96-3) / 感想・レビュー

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優希

面白かったです。ロマンとはお見合いのことだったのですね。若様はじめ、まわりの人たちが次々とお見合いをしますが、策略込みというのが時代を感じさせました。一筋縄いかない縁談でしたが、まとまったものもあるのがめでたいですね。

2021/10/22

ユメ

開戦へ向かう動きを察知した御当主は対抗措置に打って出る。それは何と若様たちのお見合い!婚姻で味方を増やすのは古来からの常套手段。だが、時が明治へと変わり、若殿から貧乏巡査になっても明るく邁進する若様たちのエネルギーと、文明開化の勢いの融合がこのシリーズの空気を作っていただけに、彼らが旧時代的な政略に巻きこまれるのが哀しい。多分、私がこんな風に感じてしまうのは、この先日本が戦争を避けられなかったことを知っているからだろう。時代の歯車に組みこまれつつも懸命に己の手で明日を掴もうとする若者たちに、どうか幸あれ。

2018/10/05

テツ

戦争に向かいきな臭くなる日本。争いを避けるために味方を増やそうとする小泉琢磨の意向により見合い話を持ち込まれる若様たち。明治の世で苦労して警察官になった旧旗本の子息である彼らにも旅立ちのときが。良い意味で全く重苦しくない物語は仕事が終わった後の平日の夜でも気楽に読める。娯楽小説はこうでなくちゃいけない。真次郎と紗羅は外国に旅立ち、若様たちにもそれぞれの新しい道が目の前に。不安も恐れもない希望と祝福に満ちたラストに安心しました。……園山が無事に結婚生活を送れるのかどうかだけは心配だわ。

2019/02/06

きょん

小泉家当主の反戦主義の賛同者を作るために若様たちに縁談が持ち込まれる展開が面白い。割と地味キャラの人達からご縁が決まっていきますが、長瀬さんや園さんはなかなか決まらないんですね。ミナや沙羅さんが帰国してからの話も読みたいな。

2018/08/27

佳乃

なかなか面白く読了。

2022/05/10

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