化物語(1)特装版 (講談社キャラクターズA)
化物語(1)特装版 (講談社キャラクターズA) / 感想・レビュー
トラシショウ。
「戦争を、しましょう」。とある事情から「普通」ではない高校生・阿良々木暦が受け止めた美少女・戦場ヶ原ひたぎには、およそ体重と呼ぶべき「重さ」が殆ど無かった。一見病弱な深窓令嬢の様でいて、苛烈なまでに他者を拒絶するその様子から日常に潜む「怪異」の力を嗅ぎとった彼は、それらの扱いを専門とする男・忍野メメの元に彼女を連れていく事を決意する。アニメ化もされた西尾維新の代表作の、超絶の画力の持ち主である大暮維人による溜息の出る美しいコミカライズ。よくもまぁこの組み合わせを思いつき実行したものだ(以下コメ欄に余談)。
2018/06/27
わたー
★★★★★10年越しのコミカライズ。それも大暮維人が担当するということで読む前から期待値がうなぎのぼりだったのだが、その期待を遥かに超える出来で面白かった。アニメ版のキャラデザを踏襲しつつも、アニメでカットされたセリフが多くてよかった。大暮維人オリジナルの掛け合いも追加されているが、原作と遜色ないクオリティ。これはいいコミカライズ。ただ、電子版で限定版を買うと、おまけ部分が値段に見合っていないかなと。装丁の違いも電子だとあまり…な感じだし。
2018/06/15
紫雲寺 篝
原作オマージュ装丁の特装版。西尾維新原作の同タイトルのコミカライズ。最初に言っておくと、この辺りの話はアニメは視聴済みだが原作については全編にわたりノータッチ。大暮維人のコミカライズだけあって、作画はめちゃくちゃ上手く、そして案外、というか、普通に違和感がなかった。たまに現れる大暮維人独特の見開きや、ふざけたようなシーン。しかし、常に漂う圧倒的な原作オマージュ臭。どちらも濃くて、だからかどちらも食い合わず上手く噛み合ってるような。シリアスとギャグの絡み合いを斜に構えた感じでやっているのが期待通りだった。
2018/06/14
光心
グレ氏のコミカライズのわりには、漫画だなww とか思ったのは、最近『バイオーグトリニティ』を読み終えたからで……というわけで、西尾維新を一躍有名作家へと押し上げた『化物語』のコミカライズ。アニメや原作の展開に沿いつつも、オリジナルな部分があったりしてなかなかおもしろかった。アニメ派の人にはちょっとキャラの絵が受け入れづらい部分はあると思うけど、まあ、こういうひたぎさんもありっちゃありかな、と俺は思った。
2018/06/15
ハラショー!!!
元々集める気が無かったのですが、未開封特装版が200円で売ってたので思わず購入。アニメとも本とも違う解釈と表現の仕方が上手いですね。原作はやたら会話が長いのに、その楽しさをコンパクトにして語る必要まで無い情報はイラストで表してたり、頑張ってるなーと思いながら読ませていただきました。
2021/02/07
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