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ブラック・ドッグ (講談社文庫 は 114-1)

ブラック・ドッグ (講談社文庫 は 114-1)

ブラック・ドッグ (講談社文庫 は 114-1)

作家
葉真中顕
出版社
講談社
発売日
2018-06-14
ISBN
9784065121498
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ブラック・ドッグ (講談社文庫 は 114-1) / 感想・レビュー

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三代目 びあだいまおう

グロ耐性のない方にはお薦めしません。それ程の『阿鼻叫喚』!小説ならではの脚色や誇張があるとしても、ここに記された阿鼻叫喚はある意味リアルで我ら愚かな人間どもの確かな末期。家族であるワンちゃん、人類創成期からそばで支えてくれたワンちゃん達。ペットブームに乗じて我ら人間達の欲求を満たすための交配実験の犠牲となったワンちゃんの逆襲!家族として受け入れたら最期まで責任持つべき!飼い主が生殺与奪の権限を持つなどふざけるな!『命』というかけがえのない存在の価値を、凄惨な『未来予想図』で問い掛ける著者渾身の訴え‼️🙇

2020/04/15

りゅう☆

動物愛護思想を訴える<DOG>による一家惨殺から始まる。舞台はペット販売イベント会場。DOGの黒い獣ペトロらに人々が無残にも襲われる。逃げ場なく噛み殺され、ただの塊と為し地獄の光景が恐怖に慄く。プロポーズをする予定の隆平と恋人栞、合唱コンクールに参加する中学生結愛と幼馴染宗平と彼女ヒカル、自閉症スペクトラム拓人、動物と話せるカレン、動物愛護団体ウィズ代表獣医師雨宮、一度は助かった内田親子、動物販売会社アヌビス社長安東。登場人物たちの背景を知り感情移入すると彼らが惨たらしく殺される。容赦ない。雨宮と安東は→

2021/02/25

キムトモ

ペット業界、動物愛護ネタをSFチックに…筆者ほどのストーリーテラーならもっとペット業界の残虐な描写で演出して欲しかったなぁ〜が感想…サヴァン症候群的なキャラやバイオレンスキャラを登場させてお話を盛り上げていますがそれだけで一作できるのにね…盛り込み過ぎな印象でした…ペット売り場でキャーキャー騒いでいる人を見てひいてしまうのも事実なので、そのひかせてしまう気持ち悪さの根源を描写して欲しかったなぁ〜(ノ-_-)ノ~┻━┻人間の力ずくの交配なければ犬種って何種類ぐらいに減るんだろうね…

2019/08/13

misa*

殺人も辞さない世界的な過激動物愛護団体(DOG)。ペットの販売イベントに集まった人達は(DOG)によって会場に閉じ込められ、謎の黒い獣に襲われるパニック小説。序盤はちょっと慣れなかったけど、いつのまにかペースを持っていかれてハラハラドキドキして面白かった。途中途中にグロい描写があるので、苦手な人はオススメ出来ないけど。「獣テロ」いつかは起こり得る話のような気さえしてくるこの作品。さすがは葉真中さん!楽しめました。

2020/01/11

ちゃとら

「人間は血統という名のもとに犬種の特徴を強調するための選択飼育と交配を繰り返した。」悪質なペット業者のイベントで大量テロ。交配で生まれた規格外の犬達に食い殺される。約650ページの厚さで、これでもかと人が死ぬ。途中脱線もあり笑えたけれど、葉真中さん、半分位のボリュームでまとめても良かったのではないでしょうか?

2020/06/19

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