奪命者 (講談社文庫 し 114-1)
奪命者 (講談社文庫 し 114-1) / 感想・レビュー
ナミのママ
【今年の本週間@月イチ】年末の「おすすめ文庫王国2019」誌にて海外ミステリー部門の一位となっていたこの本。他のベスト10では見かけないし読メの感想も少ない。これは?と思って読んでみました。近未来のディスピア小説になるのでしょうか?不死の時代に突入した地球で人口調整の為に余剰人を刈り取る任務を与えられる奪命者がテーマ。殺人場面が多く、否定的な感想が多いようですが私には面白く感じられ、ほぼ一気読みでした。3部作の1作目、映画化されるとの事です。
2018/12/23
hundredpink
好みのど真ん中の作品だった。
2020/11/11
ヘラジカ
ディスピア小説としての設定は目新しさもなく展開も割とありがち。しかし青年漫画雑誌で連載されていそうな筋書きは、単純にエンターテイメントとして非常に楽しませてくれる。サイズの仕事を描いた前半では、実際に「自分が死を与える立場なら」「唐突に命を奪われる立場なら」を考えて、少しの間死と向き合わされたように感じた。サイズ同士の陰謀を描いた後半も、やや陳腐ではあるが数百ページの感覚をすっ飛ばすくらいには夢中になって読んだ。無難に面白い一流近未来SF小説。今年に入ってから本国で続編も出ているようなのでとても楽しみだ。
2018/07/16
ケイジ
AIに完全管理された不死の世界で一定数の人間を間引く、殺し屋(奪命者)のお話。内容は漫画的で、ご都合主義なところが満載ですが細かいことは気にせずに楽しく読みました。3部作の第1部らしいです。
2019/01/05
mannma
米国作家によるヤングアダルト向け未来ファンタジー。ハリポタ的なこの手の本を久しぶりに読んだ。体のあらゆる再生が可能になり不死社会が到来。そこで人口をコントロールするために「サイズ」と呼ばれる「人の命を奪う」超法的な職業が設けられる。主人公はサイズの候補となり訓練を受ける少年少女。「死神」として清貧で高潔であるべきあるという一派と、大量虐殺を是とする一派の対立。社会の腐敗。現実世界でもありそうなテーマが展開される。エンタメとしては十分楽しめる。映画化されるとのことだが、「殺人」シーンばかりなので う~ん・・
2018/08/20
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