海底の道化師 新東京水上警察 (講談社文庫 よ 45-4)
海底の道化師 新東京水上警察 (講談社文庫 よ 45-4) / 感想・レビュー
absinthe
ド派手でスケールの大きい作品だが、サービス過剰ともいえたシリーズの中においてはやや大人しい作品になった。連続猟奇殺人の手掛かりを追うのは良いが…礼子が暴走、碇と日下部が振り回され、船は転覆寸前、ヘリは墜落、ほかの船が巻き添えで爆発。事態を悪化させに行ったようにしか見えない。新キャラの東子は目立ちすぎて礼子がかすんでしまう。今後の東子の活躍が楽しみ。礼子と東子と碇が三角関係にでもなるのか?
2020/08/06
えりこんぐ
シリーズ4作目。今回は礼子にかなりイライラする(-.-;) 碇はいい男だし、日下部もどんどん逞しくなってるのに、この2人に惚れられた女としてどうなんだ?と首を傾げたくなる。猟奇殺人鬼ありの、監禁で墜落だの灼熱だの砂だの..本当に盛りだくさんだった。最後は次作への布石?にしてはスケールが大きくなり過ぎないかな。東子さんが新キャラとして定着するか楽しみ。【積読47】
2020/07/21
ナミのママ
【ミステリ週間@月イチ】新東京水上警察シリーズ第4作。3作目の終わりで転職?と思われたところからのスタート。今回は海底から発見された古い運転免許証3枚、そのすべてが失踪中の若い女性のものだった・・その犯人探しがメインかと思いきや、今回も大スケールで手に汗握る脱出劇でした。新女性も登場し、さらに次作以降が面白くなりそうです。礼子のキャラはどうも好きになれないのですが、展開も早く面白いからいいか、という感じ。ぜひ1作目から読むことをお勧めします。
2018/08/28
Yunemo
毎年6月、港町、黒髪ロングストレート女性、この条件での連続拉致事件。何だかミステリアスでゾクゾクした感がして読み進め。でもね、ちょっと違うんじゃないとの想いが強まって。いつのまにかこの道化師の存在が薄くなり、その動静が曖昧に。せっかく、新天地に向かった礼子、その同期の新登場の東子、何か新しい予感は感じさせるものの、ちょっと展開にいろいろ詰め込み過ぎたんじゃないの。4作目で明かされる五港臨時署設立のいきさつ、その裏事情、当初から設定されてたことなんですかね。広報塔としての礼子がこの世界どう生きていくのかな。
2018/12/09
坂城 弥生
今の政府とIOCならこの物語と同じ判断しそうだな~人命や安全な生活よりもオリンピックが大事って態度だもん。最後は陰謀っぽくなってたけど、それよりも人命とオリンピック施設を天秤にかけてオリンピック施設を取った都知事や自衛隊の態度をあり得そうと思えてしまう現状が怖い。
2020/11/27
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