喧嘩稼業(11) (ヤングマガジンコミックス)
喧嘩稼業(11) (ヤングマガジンコミックス) / 感想・レビュー
yoshida
陰陽トーナメント第4試合、金隆山対川口夢斗戦に決着。相撲対キックボクシング。金隆山のまさに超人ぶりと、凄みに圧倒される。試合結果に納得。しかし試合後のアクシデントがショック過ぎる。せっかく、これだけの選手を集めたのだから、こんな形での退場は止めて欲しい。リザーバーもいないのだから、試合での決着が見たいのだ。このアクシデントは川口の最後の蹴りがもたらした訳だが、実質的に決着が着いた後の蹴りだけに川口は批判が避けられないだろうなと思う。作品としては勿論、面白いのだが金隆山の扱いに不満。文さんへは僥倖の事態に。
2018/09/06
ゼロ
相撲対キックボクシング。金隆山と川口の試合は、力対力の試合であった。作品としては珍しく、真正面に戦い、二人は幕を閉じた。目が見えない金隆山は、これまでの経験でジリジリと追い詰める。川口はキックですら、ブラフにして諦めない。二人の過去がしっかりとしているからこそ、白熱した戦いとなる。4回戦が終わり、次への策略に向けて動き出す。十兵衛は、また何かをしかけている。読者を驚かす何かが待ち受けているに違いない。今、いちばん熱い格闘漫画である。
2019/11/17
hannahhannah
最強のキックボクサー、川口夢斗vs.史上最強の力士、金隆山康隆が決着。試合を読んでいて涙が出てしまった。試合後も壮絶。暗躍する佐藤とそれ以上の策略家の里見のやり取りも凄かった。
2018/10/13
じお
★★★★★ 川口対金隆山、力の頂点同士の死闘の決着と十兵衛と里見の心理戦を収録の第11巻。格闘漫画としては王道の、この漫画としては異色の真っ向対決が熱く面白い。手管をつくし横綱にダメージを与える川口の奮闘も、ローに目潰しを食らい半ばサンドバックになりつつも決して倒れず「最期」まで象徴であり続けた金隆山。お互いの株を落とさない顛末にかっちゃんの良い話も含めた終わりは完璧な決着で見事。喧嘩稼業「らしい」策謀の話も読め、満足の一巻だった
2018/09/09
ぷほは
象徴であることを宿命づけられた存在としてこれ以上ないほど完璧なオチをつけてくれた横綱は、最期まで自分の足で歩いたからこそ次世代に受け継がれる意志を生むのであり、これもまた武道とは異なる人の業の持つ力。ところでトーナメント漫画の必然として試合中以外の選手は解説役に徹するしかないかと思いきや、腹芸の応戦できちんと出番も確保することに余念のない十兵衛ちゃんは自分の策と他人の策をポケモントレーナーのごとく交換しちゃうという行動に出ており、結果的にお前が一番働き者であって、手術でお眠り中の師匠とはエライ違いよのぉ。
2018/09/07
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