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夫のちんぽが入らない (講談社文庫 こ 92-1)

夫のちんぽが入らない (講談社文庫 こ 92-1)

夫のちんぽが入らない (講談社文庫 こ 92-1)

作家
こだま
出版社
講談社
発売日
2018-09-14
ISBN
9784065129708
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夫のちんぽが入らない (講談社文庫 こ 92-1) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

著者のデビュー作。教員経験ありだからか、文章が上手くて読みやすかったです。夫は他の女性、自分も他の男性とは出来るのに、1番愛する人とは出来ないという現象があるのは驚きました。周囲の人たちの何気ない会話や、身内の出産など本人たちにとってとても敏感になってしまうワードが世間には溢れすぎているなと感じました。普通の夫婦が歩むみちを歩めない、でも打ち明けられない人たちは多く存在するだろうしどんな形でも夫婦が納得しているなら良いのだと思います。

2018/10/13

そる

おもしろい、興味深い、とても心揺さぶられた。心情が共感。言葉遊びが絶妙で笑えるのに切なくて辛くて泣ける。好きな人と繋がれないのはすごく辛い。でもこの夫婦お互い必要としてるし、支えあってるのに干渉し過ぎないから素敵すぎる。精神病んだ時はもう少し頼った方が良かったけど、言えないのも分かる。この2人に希望の光が見えるといいなと思う。「そうですか?僕はこんな心の純粋な人、見たことがないですよ」「さんざん考え、悩み抜いた末に出した決断を、そう生きようとした決意を、それは違うよなんて軽々しく言いたくはないのです。」

2018/12/14

yoshida

タイトルで驚く作品だが、この作品はこのタイトルが良い。生きづらさを抱える夫婦の形を、妻の眼線で描いた切実な私小説。入らないことよりも、作者が病んでいく心理が印象に残る。私は数年をかけて病んだが、作者は急速に病む。作者が様々な考えの拘りや執着、固定観念から、真の意味で離れることが出来たのは本作を書けた為と思う。人はそれぞれに悩みや闇を持つ。程度の差はあれど、他人はそれを批判することは出来ない。その悩みや闇の深さは本人にしか分からない。つらいものはつらい。人間の普遍的な悩みを描いた作品である。一読の価値あり。

2019/01/10

ゆいまある

ブログのような軽いものを予想していたら違った。とても美しい文章。親に虐待され、自分は醜いと思い込んでる女性が自然と好感を持った男性と結婚。だが彼のちんぽが大きくて入らない。行きずりの相手なら入ることからも心因性が疑われるが、極端な恥ずかしがり屋のこの人にその事を強要することなどできない。鬱になり自殺を考えてもひたすら自分を責め続ける姿に、いっそ精神科に行って、医者の治療が悪いから何もかもうまくいかないと八つ当たりしてくれと心がひりひりした。最後まで一貫して誰のことも責めずに生きる姿が尊い。お勧め。

2019/07/26

初雪ハロー

タイトルは、衝撃的だが、中味は、かなり共感できた。 私も教師を辞めたことがあるからだ。 仲間外れや嫌がらせを教師の同僚からやられた。特に管理職からの嫌がらせは、嫌だった。あっという間に読了しました。

2018/09/26

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