JJ 横浜ダイアリーズ
JJ 横浜ダイアリーズ / 感想・レビュー
三鷹台のすずめ
1964年横浜。喧嘩と恋と悩み やたら歩き回る16歳の顔も体もきれいな男の子JJ。周りの人物像と父の戦争体験が魅力的。野毛山で象のはま子をみながら号泣しちゃうんだ。 市電の音が聞こえ伊勢佐木町の有隣堂と白楽の映画館にトリップできます。
2019/02/03
devil
古き良き時代の横浜を味わえました。 横浜デビュー時は路面電車が通っていませんでしたが、物語に出てくる白楽から山手まで、特に石川町、中華街・本牧なんて瞼の裏にしっかり焼き付いてますからね そして、この青春どっぷりのJJ物語、やけに吞みまくっているのがちょっと常識外でしたが、やはり良いところのボンボンの特権だったかもね!
2021/11/28
スペンサー
すぐれた音楽や小説、映画が出てきて、触ってみたくなる。 モームの剃刀の刃はアマゾンでクリックしてしまった。絶版のため中古本しかないが上下巻4000円程度で買えるのは便利な世になった。 この本の世界の中にいる限りは、主人公の気持ちにはとても共感できるし、喧嘩にナンパ、初体験に彼女との葛藤、友情や家族との愛情など普遍的なテーマだから、ほぼ同時代感があるが、出てくる音楽小説映画がとても昔なので、時代を感じてしまう。なにしろハリスさんは自分の父親と同じ年なのだ。自分の親よりも格好いいけど。
2019/11/02
くろすけ
この人はこんな青春時代を送ったのだなと。自分の高校生活とリンクするところが少なく、あまり感情移入できず。
2019/03/22
さみこっこ
イギリス人と日本人の間に生まれた父親と日本人の母親を持つクオーターのJJの高校生活を描いた作品。日本の高校に通ってたら経験しないだろう友人たちとの大人な遊びや恋愛ごっこはそれこそジェームズディーンが主演しそうなアメリカの青春ドラマ(映画)を観ているようだった。 アメリカンハイスクールに通ってても経験しないだろう年上の女性優子とのほぼ一方的に近い恋心は丁寧に描いていて、男性の恋愛心理が垣間見れて新鮮な体験。
2019/02/10
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