叙述トリック短編集
叙述トリック短編集 / 感想・レビュー
ひさか
メフィスト2018年VOL1、2に掲載された2編に書下ろし6編を加えて、2018年9月講談社から刊行。最初は、叙述トリックなるものに身構えて読み始めましたが、途中で、普通に読んで楽しめば良いんだと気づきました。「ちゃんと流す神様」が最も、面白かった。
2019/01/18
NADIA
「この本は叙述ミステリです」 叙述ミステリであることを最初にバラしておきながら、楽しませる自信があるとは似鳥さん、なかなかやるな(^^) で、やっぱりちゃんと騙されたし。コミカルな語り口と注釈は健在で、久しぶりの似鳥さんを楽しんだ。そして、お楽しみのあとがきはいつもよりパワーアップ。というより、あとがきがこの本の主役だ。一緒に借りた本がなければもう一度読み返したい。
2019/01/22
徒花
おもしろかった! タイトルのとおりで、すべての物語で「叙述トリック」が使われていることが明言されているミステリの連作短編集。いやいや、そもそも「叙述トリックが使われています」なんて最初に言っちゃっていいのか、と思いながら読み進めていくと、最後の最後でやっぱりどんでん返しがある。人の死なないライトなミステリーはあまり好きな方じゃないけれど、この本は本自体に仕掛けられたパズル要素が面白かったのでサクサク読めた。
2019/07/07
R
題名の通り、むしろ、作者からの挑戦状といっても過言ではない本でした。叙述トリックという、謎解き、ひっかけを潜り抜けるのが好きな人にはたまらない一冊であろうというところ。私は、物語を楽しんで、推理小説も、謎解きを探偵さんにしてもらってこそという感じなので、この本の真骨頂を味わうことはできなかったと思うのですけども、なんとなし、そういうひっかけだったのかというのを成る程と楽しみながら読みました。ただ、どこがそうなのかと頭使って読んでしまうので、物語を素直に楽しめないとも感じました。
2019/02/18
うどん
騙されると分かっていながら読んでいたのに見事に騙されましたー!
2018/10/28
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