雑賀のいくさ姫
雑賀のいくさ姫 / 感想・レビュー
とん大西
操る船は縦横無尽、並み居る海賊一網打尽。紀州は雑賀の鶴姫の海洋冒険痛快活劇-明るく勇ましい表紙がこの物語の躍動感を表しています。紀州沖で南蛮船が座礁。じゃじゃ馬鶴姫が唯一の生き残りジョアンを無理矢理手下に引き入れ、雑賀の手練れ達と大海原に繰り出します。かなりの脚色があるにせよ「村上海賊の娘」を彷彿させるワクワク感。「破天の剣」の島津家久も登場するニクい演出。まさに痛快活劇で面白かったです。【…関係ないけど、読書久々、レビュー久々です(^_^;)2週間ほどのブランクでも読書の仕方って忘れてまうね…】
2018/12/23
ゆみねこ
雑賀水軍の姫・鶴が、戦国の西国大名の水軍と力を合わせ、明国の海賊と戦う。スケールの大きさと読みやすい文章で楽しめる1冊です。
2019/07/17
巨峰
雑賀の姫君が、日本のあちこちの水軍と合流して、偽倭寇と戦う話。まあ、いろいろ浅いけど、歴史エンタメとして楽しめました。個人的には、同じ作者の小説で主役を張った島津家久やのちの義弘の再登場が嬉しかった。スピンオフ的なところも感じました。まあこの話の続編は読みたいとは思わないけど、他の作品でまた登場してほしいものです。
2019/03/20
ずっきん
なんて破天荒で痛快な海洋冒険活劇だ。島津、毛利、村上の豪華オールスター水軍が明国大海賊を迎え討つ。隠し玉は南蛮船を操る孫一の娘。サムライ、ジパングに憧れイスパニアから流れ着いたジョアン、隻眼の遣い手兵庫、若きスナイパー蛍。世は戦国乱世、敵はもちろん味方も大名といえど腹に一物も二物も持つギャングスタどもである。美しき女暗殺者が登場するにいたっては、物語の様相はもはや『いくさ姫に、あたしは、なる!』である。直近で読んだ『島津義弘伝』とは一転、軽妙爽快な語り口。四の五の言わずにこの荒唐無稽を楽しめばよい→続く
2019/02/10
さつき
雑賀衆、村上水軍、島津、毛利の水軍まで登場して明国海賊を相手に派手な海戦を繰り広げるストーリー。題材は面白いのですが、どうにも入り込めず。豪華な登場人物が次々出てきますが、誰にも今ひとつ思い入れを持てませんでした。
2019/04/30
感想・レビューをもっと見る