異邦人 (講談社まんが学術文庫 18)
異邦人 (講談社まんが学術文庫 18) / 感想・レビュー
こぽぞう☆
やっぱり哲学はムリムリムリ!カミュムリ!漫画だから読めたけど。
2019/10/04
dou
全てのコマが主人公ルソーの目や、口の形をしていて、全てルソー目線から描かれている。ルソーは常に社会に対して気だるさを感じ、まるで目、口の穴の空いた人という入れ物の中に入って世界を見ているかのよう。最後のシーンでルソーは牢獄の中で死を待つのみだが、「自分の人生を自分で選びとった結果」に幸せを感じる。多くの人間は生きていくうちに社会に対して、歩調を合わせる。それに対しどんな状況でも、自分を貫き通し、最悪の結果にも満足するルソーの考えは考えさせられる。
2019/05/06
Cinejazz
社会から離脱し不条理を生きる A.カミュ原作『異邦人』の世界を、漫画手法で表現された<講談社まんが学術文庫>の一冊です。「なぜ人を殺したのか?」の問いかけに「太陽のせいです、眩しかった・・」と応え、斬首刑に処せられるその日「私は幸福だった、今もなお幸福であることを悟った」と思索に耽りながら逝ったムルソ-(無流想)でした。社会に順応し、人間は如何に生きるべきかを模索する条理を生きる世人、その対極の世界に生きるムルソ-のような存在に困惑するばかりでした。
2021/05/05
gachin
自分も同調圧力が苦手なので面白かった。絵柄や表現技法がシュールで淡々としてて、それが原作ととてもマッチしてて(読んでないけど)とても良かった。
2019/10/21
Yossan
新潮文庫と併読。コマの使い方が斬新でした。
2020/05/29
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