KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

ランド(8) (モーニングKC)

ランド(8) (モーニングKC)

ランド(8) (モーニングKC)

作家
山下和美
出版社
講談社
発売日
2019-03-22
ISBN
9784065149560
amazonで購入する Kindle版を購入する

ランド(8) (モーニングKC) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

眠る山猫屋

「あの世」で働く平治と我次郎の見た物とは。我次郎がハイスペックというか器用過ぎるなぁ。先に進んだ人々が行き着いた先には不穏な気配、其処は平治たちの想像の上を行く最終処分場なの?一方、生きる現世に忠実だった平太の成長が著しい。広い世界を知り、更にその向こう側へ想いを馳せる様は、杏の影響。だがなんだか捨吉に似てきているようで、残酷な現実の壁を乗り越えられるのかどうか。精神的な面では危ういのではないか。そして野性を取り戻しながら怒りに燃えるアンが「この世」に還り、捨吉に挑むが。そして和音に衝撃の事実。

2020/10/10

ぐうぐう

「みんな知っていても興味がないってことか 理解する気がないだけなんだな」絶望の多くは、いつも人の無関心から芽生える。「あの世」と「この世」、あきれるほど近くにあるふたつの世界が、互いに知られなかったのは、そんな人の無関心ゆえだ。「それは私たちが必要としなかったからだよ」感じたはずの違和や疑問は、無関心により華麗にスルーされてきた。そして絶望は、人知れず肥大していく。『ランド』の主題は、現在に生きる私達の世界を痛烈に照射する。

2019/03/30

阿部義彦

この巻ではかなり本質的な事が断片的に示唆されます。「あの世」と「この世」は地続きである事。「あの世」では一定の年齢になると歳をとるか、とらないかを自分で選ばなければならない事。「この世」は50歳が寿命それを過ぎると葬式をしてランド株式会社に所属して労働をしなければならない事等など。ギャルのアンは、変装して「この世」に忍び込み、捨吉を再び殺そうとするのだが、、そして何よりも「この世」を特徴づけているのが、「この世」には文字が無いと言うこと、この謎が解ける時が物語が収束に向かう時だろう。双子達の共感物語?

2019/03/28

nonicchi

なかなか話が進まないのがもどかしいが、アンが「この世」に戻ってきた!

2022/09/17

りらこ

アンが乗り込むよ。この世にね。すごい行動力。でも捨吉はその上をいく。どちらもカッコ良い。そして切ない。

2020/04/05

感想・レビューをもっと見る