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二度寝とは、遠くにありて想うもの (講談社文庫 つ 31-4)

二度寝とは、遠くにありて想うもの (講談社文庫 つ 31-4)

二度寝とは、遠くにありて想うもの (講談社文庫 つ 31-4)

作家
津村記久子
出版社
講談社
発売日
2019-03-15
ISBN
9784065149881
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二度寝とは、遠くにありて想うもの (講談社文庫 つ 31-4) / 感想・レビュー

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のぶ

津村さんのエッセイ集だが、自分は津村さんの事をよく知らない。芥川賞作家だというくらいの知識で、小説は読んだことがない。いろいろなところで掲載されているものを集めてきていると思われるので、テーマは様々で、気軽に読めるものもあったが、とても難しい内容を書いている部分もあり、流石、芥川賞作家だと思わせてくれる部分もあった。文章はしっかりしていて、数ページ程度のエッセイも味わい深いものだった。いろいろ入っている中で「素人展覧会」と題された、美術展鑑賞記が特に面白かった。

2019/05/14

優希

面白くてサクサク読めます。しょっぱなから布団に話しかけているのには笑えました。日常の細々とした当たり前のことに楽しみを見出す力は流石です。

2019/07/30

佐島楓

ストレスのなかを創意工夫してかいくぐっていかれる様子が共感できた。専業になられたということで、大変だと思いますが、これからも頑張ってください。

2019/03/20

アイシャ

津村さんの作品を読んでいると、どんなに疲れたような内容であっても、こんなことあるあるというような小ネタにクスっと笑わせられることがままある。その方のエッセイとなったら、クスっとした小ネタの連続である。本当に平凡な出来事であっても、津村さんの目を通すと実に面白くなる。こんなこと私だって思っているのに、こんなに面白く人に話せない。道訊かれ顔、自分を動かすことの難しさ、Law and Orderだのクリミナルマインドだの、調べたことをすぐ忘れるだの。津村さんの解説を読んでから美術館に行ってみたいなと思った

2023/04/18

ユメ

津村さんのエッセイを読むと、日常の中の細々とした楽しみに向ける眼差しに共感したり、社会の中で生きることに対する真摯な考察に深く感じ入ったりする。前者に関して言えば、私も文具やスポーツ観戦が好きなので、勝手に同士と出会ったような気分だ。まさか、作家さんのエッセイで神戸INK物語の名を目にするとは。後者に関しては、殊に家族にまつわる文章に考えさせられた。血縁に対する思いはなかなか表立って口にすることができず、自分ひとりで抱えるほかないのだが、こうして言葉にしてくれる人がいることでいくらか救われる気がしている。

2019/07/16

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