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フランス史 (講談社選書メチエ 697)

フランス史 (講談社選書メチエ 697)

フランス史 (講談社選書メチエ 697)

作家
ギヨーム・ド・ベルティエ・ド・ソヴィニー
楠瀬 正浩
鹿島茂
出版社
講談社
発売日
2019-04-12
ISBN
9784065150290
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フランス史 (講談社選書メチエ 697) / 感想・レビュー

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ぽん教授(非実在系)

先史時代、メロヴィング朝~ミッテラン時代までの「王の歴史」としての政治史通史本。社会史・文化史・経済史を交えた複雑な部分を読む前にさっとフランス史の概略を掴むには持ってこいであろう。反権力的な姿勢を持ったクレマンソーやミッテランがいざ権力者になると王として君臨するのは、共和制に変わったところで存在するフランスの国制としての在り方であり、カペー家の作ったプロトコルを受け継いでいる、というように自分には感じる。

2019/05/14

預かりマウス

「監訳者あとがき」によれば、著者はバスチーユ牢獄襲撃の際に暴徒に殺害された、パリ総徴税区長官の玄孫であり、法服貴族である。そしてカトリック(聖ヨハネ・ウード会)の司祭でもある。このあとがきでも触れられているが、「はじめに」で著者が、本書を政治史中心にすると明言しているとおり、基本書・教科書のようである。和訳も違和感なく、わかりやすい。王室やカトリック教会の話が多いが、それもフランス史の性質上当然のことで、著述の内容が特に王党派的であるわけではない。約650頁と分厚いが、思いがけない名著。

2020/01/13

じょあん

歴史学者の手になる、簡略で明快かつ年代順に記述された、政治史を軸とするフランス通史――日本は素より本国フランスにも類書は稀という。近年特に社会史、心性史、ジェンダー史が盛んだが、それにしても訳者の言う「王の歴史」を頭に入れておく必要はあるだろう。本書は、フランス史の概略を掴むのに最適かつ信頼に足る一冊と言える。ここを足掛かりにフランス史のさまざまな分野へ進んでいくことができるだろう。

2022/01/14

磯良

なんとか読了。これからは辞書みたいにひいて使いたい

2020/05/05

アマチュア読者

なごやか読書会で紹介した本です。詳細はブログをどうぞ。 http://paradesu2918.hatenablog.com/entry/2019/10/20/132806

2019/10/06

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