新 青春の門 第九部 漂流篇
新 青春の門 第九部 漂流篇 / 感想・レビュー
starbro
五木 寛之は、永年に渡って読み継けている作家です。第八部から、3年弱、待望の新作第九部です。ロシアの伊吹信介の物語と日本の牧織江の物語がパラレルで展開しますが、本作では交錯しません。とりあえず第十部までは続きそうですが、『青春の門』は完結するのでしょうか?著者の年齢(来年米寿)も心配です。 http://kodanshabunko.com/itsukihiroyuki/ https://book.asahi.com/article/12820991
2019/12/21
つちのこ
このシリーズとのつき合いも早や48年。還暦を過ぎた私の青春はいつの間にか遠くに過ぎ去ったのに、主人公の伊吹信介はまだ26歳。それを思うだけで可笑しさがこみあげてくる。これぞ長編大河の醍醐味である。「トリスを飲んでハワイへ行こう」が流行っていた1961年。シベリアと東京を舞台に物語は進む。酷寒の地に流れ着いて動かない信介に比べ、本作では織江の躍動が生き生きと描かれていく。これまで信介の影のような存在だった織江に光が当てられ、蛹から蝶へ変わるときが近づいてきたことを感じさせる。『織江の唄』は⇒
2022/01/05
aloha0307
青春の門第一部を読んだのは、大学時代 本シリーズを五木先生が23年ぶりに再開した☺ 第二部以降読んでないけど、えい⚡ままよ! 読まずにはいられませんでした(第一部からまた読み出せばいいじゃないか!)。期待に違わぬ面白さ✿ 舞台はあのシベリア 謎の医師:ドクトルのもとで日々を送ります。日本軍が秘蔵した金塊をめぐる国際謀略あり、流行歌の背景にある叙情あり...面白い!
2020/01/04
aloha0307
自称 漂流者&野良犬の信介 まだまだ迷いのなかでもがきます🏬 関東軍の暴走、満洲国建国の猥雑でドロドロとした実態がよく分かった📕 政府が間違った国家運営をすればそれに異を唱えることこそが真の愛国なのだね。
2022/08/27
ちえこ
新しい本を追うのも大好きだし、童話や絵本も読むけど、生まれが昭和だけに昭和の話を読むとそれが例え自分より上の世代の話でもなんかしっくりくる。韓流ドラマにはまる人の気持ちと似ているのか?内容はまちまちだが流れていく方向が読んでいると見えてくるというのだろうか?それをわかっていながら読んでしまう(苦笑)本当の歴史も所々に混ざっていて、戦争の話などは、私が詳しく知らない話だったので興味深かった。
2020/01/04
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