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決戦!桶狭間 (講談社文庫 け 19-5 決戦!シリーズ)

決戦!桶狭間 (講談社文庫 け 19-5 決戦!シリーズ)

決戦!桶狭間 (講談社文庫 け 19-5 決戦!シリーズ)

作家
冲方丁
砂原浩太朗
矢野隆
富樫倫太郎
宮本昌孝
木下昌輝
花村萬月
出版社
講談社
発売日
2019-04-16
ISBN
9784065153383
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決戦!桶狭間 (講談社文庫 け 19-5 決戦!シリーズ) / 感想・レビュー

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優希

面白かったです。武将たちの桶狭間。作家がそれぞれ異なる武将を描いているので、立体的に桶狭間を体験することが出来ました。戦国最大の逆転劇を様々な視点で見れるのは贅沢ですよね。

2023/11/30

けやき

桶狭間の戦いのアンソロジー。冲方丁「覇舞謡」/織田信長、砂原浩太朗「いのちがけ」/前田利家、矢野隆「首ひとつ」/毛利新介、富樫倫太郎「わが気をつがんや」/徳川家康、宮本昌孝「非足の人」/今川氏真、木下昌輝「義元の首」/岡部元信、花村萬月「漸く、見えた。」/今川義元。富樫作品と宮本作品が気に入った。

2020/05/25

春風

桶狭間合戦に関する競作集。織田信長、前田利家、毛利新介、松平元康、今川氏真、岡部元信、今川義元が各短編の主人公となり、多角的に桶狭間合戦を炙り出す。興味深かったのは、木下昌輝先生の『義元の首』。足軽の意識レベルにおいて、織田・今川の戦争を熱田神宮と一向宗門徒との宗教代理戦争と位置付けられていて、桶狭間にて一向宗を敵に回したことが信長の以降の人生を占うようで面白い。そして、花村萬月先生の『漸く、見えた。』。句点が一切使われずに、義元の首が一気呵成に思念を発する。ひたすらに生々しく、展開が予期できない。

2020/02/11

雲母

決戦シリーズ 7人の作家がそれぞれ武将を描いています。消化不良になるかと思いましたが全くもって面白かったです。うつけと言われながら大軍率いる今川義元を打つ織田信長を冲方丁。信長に放逐された前田利家を砂原浩太朗。今川義元の首を取った毛利新介を矢野隆。今川に人質となり今川勢と共に戦い後に岡田城に戻る徳川家康を冨樫倫太郎。今川義元の嫡男で蹴鞠や和歌に興じた今川氏真を宮本昌孝。岡部本家を出奔後今川家に尽くした岡部元信を木下昌輝。信長に打たれ首級となって己を顧みる(改行がなく独特な作)今川義元を花村萬月。

2023/05/09

ベローチェのひととき

決戦!シリーズ、6冊目。7人の作家による7編の短編集。今回は桶狭間を読んだ。各短編の主人公は、今川側が今川義元、今川氏真、岡部元信、松平元康、織田側が織田信長、前田利家、毛利新介である。誰もが今川が織田を蹴散らして進んでいくと思っていたが、予想に反して織田が勝った。信長がここしかないという勝機を確実にものにした。外的環境も味方したと思われる。

2024/03/02

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