進撃の巨人 果てに咲く薔薇 愛蔵版
進撃の巨人 果てに咲く薔薇 愛蔵版 / 感想・レビュー
イツキ
進撃の巨人のスピンオフとしても、紅玉先生の作品としても素晴らしい物語。原作があるからか多少文体のクセは大人しいものの紅玉先生の作品ならではの魅力に溢れていてページを捲る手が止まりませんでした。家柄に縛られながら少ない自由と自分の能力を証明する場を求めて奮闘する少女と、辛い過去を持ち軍の中で孤高を保つ凄腕の兵士が距離を詰めていく様、そして将来の夢を分かち合う様は本当に感動しました。
2019/04/17
ふかborn
公式の二次小説、しかも海外からの逆輸入ですと?翻訳して改稿、再編なんで、元々の文章からしたら既に別物なんじゃなかろうか。トロスト区の壁がぶっ壊されて、巨人になったエレンを実験戦闘させていた時、駐屯兵団ではこんな事が起きていた!という体で進められる物語。かと思ったら、ただのハーレクインロマンスやんか!ぎゃふん!!本家は恋愛要素が薄い、もしくは仄めかされていてギャグにしか思えないのに、こうもあからさまに胸キュンを入れてくるのはどうなんだろう。あと、やはり米産なだけあって名誉とか矜持とか、マッチョで煩いです。
2019/08/07
鳩羽
ウォール・シーナの内側で暮らす貴族の娘ロザリーは、憲兵団学校を優秀な成績で卒業し、父親の反対を押し切りトロスト区の駐屯兵団へと入団する。そこで目の当たりにしたのは、駐屯兵団の物資や設備の少なさ、待遇の悪さだった。悪評高いジャックス班に配属されたロザリーは、ジャックスから悪意のこもったしごきを受け、やがて実際に巨人と相対することになるのだった。…王のいとこというお嬢様のロザリーと一匹狼のジャックス、巨人との戦いだけでなく、階層間の戦いもあり、どこを切り取ってもドラマがある進撃の世界観の広さを感じる。
2019/04/13
そら。
進撃の巨人、番外編小説。 時期的にエレンが初めて巨人になったウォールローゼ死守の頃、父の反対を振り切り駐屯兵団に入団貴族の娘ロザリーのストーリー。 厳しい班長ジャックスと出会い巨人に蹂躙される勝者しか生き残れない残酷な世界だけど巨人を駆逐した壁の向こうには未来があると信じて。 面白かったー。
2022/03/31
グッチ
殺伐とした前線の中で宿る純愛が良かったです。王道を行く恋愛小説になっていました。2人の距離間の変化、物語を通じて心か触れ合うのもベタではありますが、何度同じものを見ても良いものは良い。最高のサイドストーリーだったと思います
2019/10/10
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