亥子ころころ
亥子ころころ / 感想・レビュー
いつでも母さん
人の縁とは、不思議なものだーあゝ、良い物語を読んだ。【南星屋】の皆に又、会えた。『まるまるの毬』の続編、西條奈加さんがタイトル作を含む連作7話。どれも良い。読んでいる間、幸せな時間だった。そして、どのお菓子も食べてみたい。
2019/07/25
ひさか
小説現代2016年1月号:夏ひすい、8月号:吹き寄せる雲 、2017年5月号:つやぶくさ、9月号:みめより、2018年1月号:関の戸、5月号:竹の春、8月号:亥子ころころ、の7つの連作短編を2019年6月講談社から刊行。シリーズ2作目。面白いのだが、なんかわざとらしさを感じます。
2020/08/09
とろとろ
和菓子が詳細に解説してあるので、とても面白い。それに殺人も無いし、意地悪なやつも出てこないし、ほのぼのとした江戸の生活の中での和菓子の話だから、なんだか安心して読めた。和菓子の話は自分の中では坂木司が思い浮かぶが、この作家さんにもあったんだね。この題材も結構、話になるんだなぁ。そういえば、洋菓子を題材にしたのもあったっけな…、など思いながら結局一気読みしてしまった。読み終わってから「まるまるの毬」という前説があったらしい。主人公がなぜ和菓子職人になったのか、いきさつが解るらしいが…。まっ、今はいいか。
2019/10/07
タイ子
前作を再読しての即読み。こんなに気持ちよく続編に入るのもいいなと、思ったら冒頭から治兵衛が手を捻挫しているという気の毒な状態。思うままにならない体が厭わしい。そんな時、現れた渡り菓子職人の雲平が店と治兵衛の気持ちを救ってくれる。何故雲平が江戸に現れたのかが今回のストーリーの基になり、武家社会に生きる武士たちの矜持と切なさをホロリとさせながら読ませる。五郎おじさん最高。もちろん、美味しそうなお菓子も数々登場、雲平の出現で揺れる女心もありで南星屋の先が見てみたい。続編が楽しみです!
2019/09/09
初美マリン
こんな小説いいですね。みんなに優しくみんな思いやりが、あってゲスト出演の人たちも優しい
2019/10/03
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