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パンプキン! 模擬原爆の夏 (講談社青い鳥文庫 E れ 1-201)

パンプキン! 模擬原爆の夏 (講談社青い鳥文庫 E れ 1-201)

パンプキン! 模擬原爆の夏 (講談社青い鳥文庫 E れ 1-201)

作家
令丈ヒロ子
宮尾和孝
出版社
講談社
発売日
2019-06-13
ISBN
9784065163733
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パンプキン! 模擬原爆の夏 (講談社青い鳥文庫 E れ 1-201) / 感想・レビュー

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kei302

多くの人に読んでほしいと強く思う。8月は戦争や原爆に関する何らかの学校行事があって、投下地(2回も!)だったので模擬原爆のことも聞いた記憶がうっすらと残っている。 敵か味方か、悪なのか正しいのかと白黒を付けるのは簡単だが、判定することは思考を止めることに繋がる。これからも、多くの人の体験談や考えに触れていきたい、そう思わせるパワーを秘めた作品でした。NetGalleyJP

2019/08/07

Nobuko Hashimoto

原爆投下の演習で全国49か所に落とされた模擬原爆パンプキンの存在を知って自由研究にする小5女子の話。滋賀県平和祈念館の図書コーナーで見つけた。模擬原爆は滋賀にも落され、大津市立歴史博物館には模型も展示されている。本書の舞台の大阪府東住吉区にも石碑があるそうだが、主人公がそうであったように、史実を知らなければそうしたものに目を留めることもない。本書はそのような知られざる模擬原爆による被害についてわかりやすく知らしめているだけでなく、日本の加害の歴史にも目を向けさせている。(つづく)

2024/07/20

Roko

1945年の夏に投下された原子爆弾を正確に投下する練習用として模擬爆弾(パンプキン爆弾)が制作され、日本各地に落とされました。それを知って小学5年生のヒロカは驚きます。原爆のことは知っていましたが、その練習用の爆弾が自分が住んでいる町に落とされたという事実に愕然としたのです。わたしも、この模擬爆弾のことは知りませんでした。核物質が入っていないだけで、広島・長崎へ投下された爆弾と同サイズのものです。この爆弾の効果を測るために、同じ場所に焼夷弾は落とさずにいたという話は実に恐ろしいです。

2019/08/03

すぱちゃん@水の中で泣いている人の涙に、気づけるような人になりたいんだ

少女ヒロカと少年たくみの夏休み。第二次世界大戦末期、日本中49ヵ所に落とされた模擬原爆の自由研究に至る。おじいちゃんの料理長崎チャンポン。「このチャンポンみたいに肉も魚介も野菜もいろんな材料がまじりあって、うまい一つの味をみんなで作りあげる、そんな世界になったらエエなあ。」のおじいちゃんの発言が胸を打つ。戦争はどこかの国が一方的に悪いのではなく、戦争そのものが悪である。そう感じざるを得ない。姪に読ませたい一冊である。

2019/07/24

ゆかるりら

原爆の模擬爆弾「パンプキン爆弾」の事が小学生目線で分かりやすく読めた。文章の多い絵本のような感じだが子供から大人まで読むと考えさせられる事が多い本だと思う。

2021/02/05

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