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掟上今日子の挑戦状 (講談社文庫 に 32-24)

掟上今日子の挑戦状 (講談社文庫 に 32-24)

掟上今日子の挑戦状 (講談社文庫 に 32-24)

作家
西尾維新
出版社
講談社
発売日
2019-07-12
ISBN
9784065165348
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掟上今日子の挑戦状 (講談社文庫 に 32-24) / 感想・レビュー

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K

今日子さんが3つの謎を解くシリーズ第三巻。眠ると記憶がリセットされる体質を生かしながら、相変わらずサクサクと事件が解決されていきます。ところで記憶がリセットされる今日子さんのアイデンティティは腕に書きこまれた自分へ宛てられたメッセージ(と確か自室の天井にも?)だけかと思いますが、今後の作品でそれが揺るがされることはあるのか?ふと気になったので備忘として書き残しておきます。記憶を完全に失った今日子さんが自らの正体を推理していく物語の核心に迫るような展開なんかも面白いかと思うので今後に更に期待が高まりました。

2019/11/24

ポップノア♪@読書停滞中

シリーズ3作目。眠ると記憶がリセットされる探偵という奇怪な設定を活かした会話が今回も洒落ている。「記憶にない」ととぼける犯人に対して「記憶にないのはこっちの方です」と言う今日子さん。現金前払いが原則なので「お金さえもらっていれば! 私はこんなにも警察のお役に立ちたいのにそれが叶わないだなんて」と白々しく言う今日子さん。「金庫と言っても私のご主人様がただ入っている訳ではありませんよね?」と守銭奴ぶりを隠さない今日子さん。回を重ねる毎にキャラが濃くなって行くなぁ。前作の長編より3話収録の今作の方が好みでした。

2020/10/27

dr2006

忘却探偵掟上今日子シリーズ第3弾。西尾さんの作品はこのシリーズしか読んでおらず、他の作品のベクトルはわからないが、本作は法と倫理に定義される善悪とは何かを真摯に問う作品だと思う。作品の中で起きた殺人事件の推理の課程で、今日子さんは不要な前提や可能性を増やしたり、時に論理をもてあそぶようなことを云うが、作者の善悪に対する真摯な考察の照れ隠しのように思えてくる。今作は、バスタブの中で感電死したスイマー、狭いフィッティングルームで撲殺された女性、ダイイングメッセージに残された暗号の謎の3話。次も読もうと思う。

2022/08/30

Kazuko Ohta

シリーズ全巻積んだまま、いつぶりかの3作目。これだけ強烈なキャラだと、たとえ幾晩眠ろうとも私は今日子さんのことを忘れたりしません(笑)。アリバイ作りのためにナンパしたのが今日子さんとは不運すぎて笑ってしまう。いったん眠ればすべてを忘れてしまう彼女が守銭奴というのも可笑しいし、いつのまにか彼女のペースに巻き込まれて頼ることになるオッサン刑事たちも憎めません。忘却探偵であるがゆえに最速で事件を解決する今日子さん、大好きです。TVドラマ版は未見なのですが、ガッキーはきっとピッタリのキャストだったのでしょうね。

2023/04/14

さばかん

中編が三つ。    自分の忘却体質を上手く利用してるなぁ今日子さん。    ラテラルシンキングタイプの今日子さん。      まぁ確かに忘却探偵とかいうこの世の特異点と関わりを持ってしまうと人生が変わってしまうなぁ。    25歳というのは魅力的だが。

2019/08/31

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