人生のサバイバル力 17歳の特別教室
人生のサバイバル力 17歳の特別教室 / 感想・レビュー
gtn
著者の思想基盤は、個人的経験に基づくものが多い。久米島の将来性に期待したのも、母の生まれ故郷であり、母の生死ぎりぎりの戦争体験が動機となっているから。それが著者の発言に説得力を加えている。
2020/05/26
ひなぎく ゆうこ
お名前はあちらこちらで目にしていました、佐藤優氏。初読みです。世の中を知るとは、こう云うことなんでしょうね。なんとも深い一冊でした。息子にも薦めたいです、もう少ししたら読めるかな。
2020/10/13
ココロココ
高校生への授業を本にしているので、かなり読みやすかった。 日本と沖縄の関係をあまり知らなかったので、少しでも知ることができて良かった。どんなことでも、自分とは関係ないと思うのではなく、自分のことと考えるようにしたい。
2019/09/01
そのじつ
高一の息子のために選んだ。著者が久米島の高校生たちにおこなった講義をもとに著した本。生徒たちに語りかける口調で書かれているので読みやすい。受験勉強のやり方も具体的で面白い。(外務省のひとだったので)受験の選択科目を文系にした場合、就職して官僚になったときに理数の科目が出来ないとこんな落とし穴がある…とか。やがて著者と久米島の関わりが、彼の母親の故郷であることから、母親がくぐり抜けてきた戦争の生々しい話へと展開する。言い方が不謹慎かもしれないがここが見せ場だ。ほんの少しタイミングが違っただけで、
2020/04/19
Q
KU ●フランス革命のとき、議長席から見て左側に座っている人たちが「左翼」と呼ばれた。左翼は理性と論理を信頼する ●自分が嫌いで役に立たないと思っていることは記憶に定着しない ●ギリギリのところで助けてくれるのは自分の持っている知識 ●沖縄は構造化された差別、当事者が意識していない差別の問題 ●考える力、人の気持ちになってそれを読み取る力、そういった力は重要 ●重要なのは対話。心の中で考えていることを察してくれというのは無理で、人間は言葉を持っているんだから、言葉にする努力をすること ▷良書
2022/02/11
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