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子午線を求めて (講談社文芸文庫 ほF 1)

子午線を求めて (講談社文芸文庫 ほF 1)

子午線を求めて (講談社文芸文庫 ほF 1)

作家
堀江敏幸
出版社
講談社
発売日
2019-08-10
ISBN
9784065168394
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子午線を求めて (講談社文芸文庫 ほF 1) / 感想・レビュー

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佐島楓

エッセイではあるが、内面の吐露というよりやや柔らかい文学論集的な意味合いが強く、玄人好みと感じた。

2019/09/17

yumiha

表題作。パリ子午線という言葉を初めて聞いた。その子午線を示す直径12cmの銅盤135枚が敷設されているのを探してパリを行くエッセイ。それなりに楽しんだ。そして、いくつかの章を読んだが、あまりパリという街に興味がなくて、その地名とフランスの文学者の名前の判別がつかないほど、全くフランスに疎い自分を思い知らされ、こりゃダメだと挫折💦💦💦

2021/06/21

ソングライン

国際冒険漫画タンタン・シリーズからその存在を知ったパリ子午線、その線に沿い、パリの道に埋められた銅板をたどった詩人ジャック・レダに倣い、パリを歩く作者。パリ郊外を舞台に描いたセリーヌから、現代の郊外を描くロマン・ノワールの作家たちの紹介、後半ではエイズ感染により夭折したエルヴェ・ギーベルの作品とその審美眼の深さが語られる散文集です。文学論は、作者たちの作品の紹介だけでなく、歴史的背景、作者の意図が深く考察され、論文集を読んでいるようでした。残念なのは、紹介された多くの作品が日本語訳で読めないことです。

2019/09/25

a*u*a*i*n34

堀江敏幸さんの初期散文集です。散文集と行きながら表題のエッセイ以外はすべてフランス文学書評なので、ほとんど馴染みのない世界は正直つらいものがありました。次の堀江さんは小説にします。

2024/08/04

hirayama46

堀江敏幸の初期散文の再文庫化。フランス文学・フランスミステリの話題を中心に、パリで詩人に逢った話など、フランスにまつわるトピックが扱われております。わたしはフランスの小説に関してはジャンル問わず詳しくないのでいささかわかりづらい部分もありましたが、小説にまつわる良い文章はときにその小説を知らなくても楽しめるものです。名前が出てきたミステリはA・D・Gとヴォートランくらいしか読んでいないので、もっとノワール的なものを読んでみたいな。

2020/01/19

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