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白い衝動 (講談社文庫 こ 90-4)

白い衝動 (講談社文庫 こ 90-4)

白い衝動 (講談社文庫 こ 90-4)

作家
呉勝浩
出版社
講談社
発売日
2019-08-09
ISBN
9784065170601
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白い衝動 (講談社文庫 こ 90-4) / 感想・レビュー

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あさひ@WAKABA NO MIDORI TO...

著者二作目は大藪春彦賞受賞作。凄惨な罪を犯した犯罪者が刑期を終え、もし自分が住む地域に暮らし始めたとしたら、それを受け入れることができるでしょうか。また同じ罪を重ねるかもしれないからと、やはり排除するでしょうか。法に基づく罪は償っても、今のその人の内面は分からないから怖いのです。一度罪を犯してしまったら、二度と社会に受け入れられることはないのか。今まで考えることを避けてきたことかもしれないけど、難しい問題だと思いました。

2021/10/17

H!deking

やっぱり呉さんは面白いですね〜!スクールカウンセラーの主人公と殺人の衝動を相談にきた中学生。過去に猟奇的事件をおこしたが刑期満了して出所してきたサイコパス。人間は他人をどこまで受け入れられるのか?!あなたの近所にサイコパスが住んでたらどうするの?!ざっくり言うとこういう感じのお話です。これまたどこにも感情移入出来ないお話でした。呉さんすっかりくせになってます笑

2023/06/24

ゆいまある

エンタメ作品。スクールカウンセラーが主人公。「人を殺したい」という高校生が現れ、殺したい程酷い事件を起こした犯罪者が現れる。心理職と精神科医の境目がぐちゃぐちゃだし、私的なカウンセリングと公的な精神鑑定の区別もつけていないし、性犯罪は自主規制で細かく報道されないものだし、実名報道された犯罪者は名前変えるから簡単に居場所特定されないし、突っ込みどころしかないが、それはそれ。犯罪者と共存しながら生きていくべき。彼らと我々は変わらないという着眼点は面白いしリーダビリティも高い。ミステリパートがまどろっこしい。

2023/08/15

yutaka

呉勝弘6冊目。色んなことを考える切っ掛けになる作品ではあるが、感想を文章にするのが難しい。悪を包摂する社会は必要と思う一方で、自分の身近な人を害した加害者を受け入れることができるかと言われれば、そこまでの聖人君子にはなれそうもない…。う~ん、難しい…。

2024/06/19

竹本明

難しかった。大藪春彦賞の文字に惹かれ、読み始めたが・・・難しかった。サイコサスペンス?ミステリー?と思うところもあり、何とか読み切ることはできたが・・・重い内容・・・結末も、いまいちの感じであった。

2019/09/30

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