小名木川 九頭竜覚山 浮世綴(四) (講談社文庫 あ 129-8 九頭竜覚山浮世綴 4)
小名木川 九頭竜覚山 浮世綴(四) (講談社文庫 あ 129-8 九頭竜覚山浮世綴 4) / 感想・レビュー
真理そら
心中のように見える二つの死体。けれども心中する必然性がないということで定町廻り柴田は覚山の協力を得てひそかに探索する。だが探索中に次々と殺人が起きてしまって、読みながら「大丈夫かいな」と思ってしまった。相変わらず、なぜここまでと思うほどの細々とした描写が妙にクセになる作品。
2019/10/09
ひさか
2019年9月講談社文庫刊。書下ろし。シリーズ4作目。覚山が樫の棒でポカポカとやっちゃうところが痛快。流れるように動くその様をよく書けるなぁと感心してしまいます。1冊を通して、ひとつの事件の謎を追いかけますが、これよりは、間に挟み込まれた浮世綴りの出来事の方がずっとずっと面白いです。
2021/02/28
ニッキー
2年前になりました、前作を読んだのが。 しばらく、スウェーデン物にハマっているので、懐かしい江戸の香りを忘れていました。 芸者にメロメロにされた儒教の先生は腕が立つんでした。 また、探偵業にも長けていて、用心棒兼北町奉行所のおかかえどもある。
2021/01/27
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