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脳とクオリア なぜ脳に心が生まれるのか (講談社学術文庫 2586)

脳とクオリア なぜ脳に心が生まれるのか (講談社学術文庫 2586)

脳とクオリア なぜ脳に心が生まれるのか (講談社学術文庫 2586)

作家
茂木健一郎
出版社
講談社
発売日
2019-10-12
ISBN
9784065176658
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脳とクオリア なぜ脳に心が生まれるのか (講談社学術文庫 2586) / 感想・レビュー

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かば

自由意志の有無に究極真理の片鱗を見出そうとする悩める旅人たちにぜひともお勧めしたい一冊。たしかに近年の著者のSNS周りにおける奇行を横目にしてきた人々は何となく胡散臭い似非科学者というレッテルで忌避する気持ちも大変わかる。しかし、この著書に現れているのは、若人が世界という大海原に向かって科学という武器を手に真摯に対峙しようとする大きな意志を感じさせられるのだ。食わず嫌いはよろしくないぞ。

2019/11/16

踊る猫

瑞々しさを感じる。あるいは若々しさと言ってもいいかもしれない。この本は茂木が若かりし頃、まだマイナーな学者だった頃世に問うた一冊だがそうした事情だけがそんな印象の原因というわけではないだろう。茂木はクオリア、つまり世界の質感に対して抱いた驚きとショックをそのままピュアな心で受け留め、そこから研究を始めた人間だったのだと思う。良かれ悪しかれ、そうした驚きをダイレクトに受け留めてしまった人間、そうしたある種の呪われた概念を真っ向から引き受けようとする人間だからこそ書ける力作であると思われる。哲学的にも楽しめる

2022/07/10

ミズグ

読みきった。 これを読まないと筆者の本質はわかり得ない。

2020/01/22

しみそー

茂木健一郎すごい! 昨今のTwitterのあれこれとかいう前にこれを読んだほうがはるかに著者のことがわかる。食わず嫌いは良くないね…■相互作用同時性の原理から、意識の固有時における「瞬間」が物理空間の時間(相対論的時空における固有時)においては幅を持ちうるという議論は面白すぎて、叫びながら読んだ。そこから興奮性のニューロンの相互結合をしている部位を「意識」の脳内の空間範囲だと説明する。説としてすさまじく面白い。■クオリアってめっちゃ大事じゃないかと思った。クオリアについて考えたい人必読。(コメントに補足)

2021/08/24

kuma_kuma

人の心とは何ぞやみたいな哲学的なことに興味がある人は読んで損の無い一冊だと思います。科学や物理に詳しくないので主張の前提となる事柄の定義がひたすら続く前半の200ページ程は面白くありませんでしたが、取り上げられるテーマや理論は面白かったので後半は読む速度が上がり読了することができました。しかし、同じ著者の質問力の本で「問題を提起した人は解決した人と同程度に評価される」という主張を読んでしまうと、炎上上等のバズり狙いな一冊に思えてしまうから不思議です。

2021/11/27

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