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ランド(10) (モーニングKC)

ランド(10) (モーニングKC)

ランド(10) (モーニングKC)

作家
山下和美
出版社
講談社
発売日
2020-03-23
ISBN
9784065189214
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ランド(10) (モーニングKC) / 感想・レビュー

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眠る山猫屋

等身大の少年・山之内くんと普通のサラリーマン山之内父が、こんなにもキーパーソンになってくるとは。モブっぽいこの親子の描かれ方が山下和美という作家の素晴らしさだ。“あの世”と“この世”に別れたアンと杏はそれぞれ暴走とも思える行動をとり始める。老化の無い世界と文字の無い世界。不自然な世界を還元していく二人を阻もうとする者は、いつしかいなくなっていた。破綻に気づいていた者、為す術を持たない者、時代は変わる瞬間を見守る者。蓮華や山之内くんの母を始め、すべての登場人物たちが輝きだした。

2022/12/07

阿部義彦

ええーっ!次の11巻で完結なのっ?とても、まとまるようには思えないんだけど。多分杏とアンが出会うのでしょうが、この大風呂敷が僅かあと1巻で畳めるのか疑問です。株式会社ランドが「この世」を作ったそもそもの理由とは何なのか?何故文字が必要ない世界なのか?「あの世」では不老不死の加工をした人が突然老化し始める騒ぎに!これからどうなるのか、そして、捨てられた不思議な能力を持つ子供たちにも再びスポットが当たります。又我次郎達は飛行機を飛ばすことが果たして出来るのか?どうなる、冬まで待てない!?

2020/03/24

ぐうぐう

ユートピアかディストピアか。そこに住んでいる人間だけでは、それを決めることは実はできない。なぜなら、比べるものがあって初めて価値が決まるからだ。「この世」と「あの世」。「あの世」の存在を知らない「この世」の人々にとって、比べるもののない「この世」をユートピアと信じることはかろうじてできる。対し、情報を遮断することで「あの世」の人間は「この世」をユートピアにできると信じている。では、「この世」は真の意味でユートピアなのだろうか。ともあれ、「この世」の(そして「あの世」の)命運は、一人の少女によって決まる。

2020/03/26

りらこ

ドームに覆われていたのか。ちょっとだけわからないのが、お父さん。そう、この世に行ってしまう。今ひとつわからない。読みが浅いのかな私。人は感情で動くことが、リアル。真理おばさん結構好きかも。

2020/04/06

りー

次で完結だそうです。この巻の発売日がこの前の3月1日。作者は今、どう思っているだろう。このシンクロを。生老病死が全て詰まった物語。

2020/04/14

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