院内刑事 フェイク・レセプト (講談社文庫 は 92-21)
院内刑事 フェイク・レセプト (講談社文庫 は 92-21) / 感想・レビュー
KAZOO
このシリーズ3作目です。病院内の警察組織のようですが、あくまで自分たちだけで解決していくようです。ただやはり昔のつながりなどをうまく利用している気がします。病院での問題というのは結構あるようで、一人では大変なので2名を古巣からリクルートして各セクションでの役割を果たすようにしています。いつも濱さんの小説は勉強になることが多いと思っています。
2020/03/28
Yunemo
楽しめました。現実的には、こんな理想的な経営がなされている病院が存在するのかな、という疑問を持ちながら。助産師という職業、いままで知らなかったという負い目。留学までしてその専門性に働ける場所はあるのかな、という素朴な疑問。病院経営の中での多様多種な職業、サービス業という観点からなかなか垣間見られないことに、改めて気づいて。レセプトデータの管理の危うさ、現実なら怖い、個人情報の管理についてはいつも脆さがあること、感じてはいましたが。非常事態宣言が出た今、駅周辺の人の出足がスマートフォン情報での報道もしかり。
2020/04/29
おいしゃん
元警察官にも関わらず、持ち前の好奇心と行動力で、病院内はもちろん医療の世界にも改革、浄化を進めようとする主人公の姿が格好良すぎる。そのスピード感が並外れているので、彼の部下になったら大変だろうが。
2021/03/10
rosetta
★★★☆☆なんだか小説と言うよりレポートでも読んでいるみたい。患者の立場ではなく職場環境としてのベストな病院を目指しているようだ。主人公があまりに万能すぎてどんな問題も簡単に解決してしまうので葛藤も超克もなく作り物臭い。病院の危機管理担当の元警察官なのだが医療にも法律にも機械にも詳しく、現役の警察上層部や官邸にまでコネがあり電話一本でキャリアを動かすなんて、何者だよって感じ。登場人物が互いにベタベタ身内褒めし合うのも気色悪い。小説だと思わないで読めば役に立ちそうな知識が色々あってそれなりに満足出来る
2020/09/08
Malos
大病院の危機管理部門、廣瀬の考案で設立した院内交番、県警から有能な人物を引き抜き、再始動した。出産、転院、外国人、医療自己、医療費など、様々な問題を前に、廣瀬らは奮闘する。
2022/10/27
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