レディ・ヴィクトリア ローズの秘密のノートから (講談社タイガ シB 5)
レディ・ヴィクトリア ローズの秘密のノートから (講談社タイガ シB 5) / 感想・レビュー
雪紫
久々のシリーズで歳を重ねる奥様や使用人達。あれ、前巻のラストからの雰囲気と予告違わない?と思ってたらあとがきで言及。章立てだが実際は篠田さんが言ってるように柳模様の磁器の謎。ドッペルゲンガー。因縁の前妻一家との確執の雪解け?などの中編集(道理で副題が・・・)。話的には柳模様の磁器に関する謎と最終的な結末が篠田さんらしくて好き(後ノートと秘密の小部屋に関するくだり)。後あとがきはわりと次からの構想入ってるので要注意。次回が楽しみ。
2020/02/20
鷺@みんさー
うーん。内容自体は興味深かったのだけれど、読書としては雑然とした印象。それは作者が後書きで書いてるように、中編三篇で駆け足だったからなんだろうけども。こう、噛んで含んで味わう余韻をもたらされなかった、というか。婦人倶楽部のシステム自体は面白かったけどね。あとはベッツィの「この、白んぼ!」がニヤリとした。
2023/02/06
Norico
シリーズ第5弾。ローズの妹登場!ですが、妹ちゃんの活躍がなくて残念。料理人のリェンさんの過去が絡んだ壺と皿、公爵夫人とバンシー、サロメと英国王家、と中編が3つ。次巻はシレーヌの秘密に迫れるのかな?モーリスの話も読みたいなぁ
2020/06/02
よっしー
久しぶりに読んだからなのか…何となくしか覚えていないキャラ設定でした。マダムの元に集まっている個性派揃いの使用人達。各々が抱えている過去を少しでも知ることが出来たのは発見なのですが、今までの設定がうろ覚えだった事もあって、あまりのめり込めず…。何となくで読み終えてしまった感じです。
2020/12/11
秋良
リェンの過去が明らかになる短編が良かった。清国人に借りを作りたくない英国の貴族に、夭逝した女性と死んだ父を思いやる見返りを求めるリェンさん。人間性は身分や出自と関係ないことがよく分かる、というかクソみたいな貴族が多い。ただ大英帝国の影の部分を描くには尺が足りないシリーズだった気がする。最後は切り裂きジャックとシレーヌの因縁を仄めかして終了。投げっぱなしのジャンプ打ち切り漫画かよー!
2022/04/10
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