オリンピックへ行こう! (講談社文庫 し 42-25)
オリンピックへ行こう! (講談社文庫 し 42-25) / 感想・レビュー
カブ
真保裕一氏の「行こう!」シリーズ。このシリーズ好きです。今回はオリンピック。東京五輪は終わったけど、何かにひたむきに頑張っている人たちのお話はいいですね。挫折があったり、怪我しちゃったり、怪文書なんてこともあるらしい。みんなが行ける所じゃないから、汗と涙が美しいのかも。
2022/10/16
Walhalla
真保裕一さんの「行こう!」シリーズです。今回はスポーツで「卓球」「競歩」「ブラインドサッカー」の3話でした。先の東京オリンピック2020では、卓球・競歩はそれぞれ日本人選手がメダルを獲得し、大きな話題となりましたね。この作品では、日本代表に選出されるための厳しい道のりが描かれていますが、なかでも、3話目のブラインドサッカーが一番良かったです。情報の8割を得ているという視覚を閉じた状態でのプレーですが、技術だけでなく「音」と「声」を頼りに怖さに打ち勝つ精神も必要とされ、この競技に興味を持つことができました。
2023/04/07
ぼっちゃん
「行こう!」シリーズ第4弾。「卓球」が一番長くメインなのだろうが、一番短い「ブラインドサッカー」が良かった。
2020/05/17
ヒデキ
「~へ行こう」シリーズですが、 今までのお仕事シリーズでは、無くて、 スポーツものです スポーツの動きを文章で書くということが とんでもないことだということを 実感してしまいました
2020/12/28
NAOAMI
「行こう!」シリーズ。これまではお仕事小説としての面白味と主人公が困難を乗り越えるカタルシスがあったが、今作はオリンピックに関連するお仕事ではなくマジでオリンピック出場を目指すアスリートの内面を描いたもの。長・中・短編で、卓球・競歩・ブラインドサッカーと続く。コンマ何秒のラリーの一打毎に選手の洞察や気持ちを畳み込みスコア一つ動くのに数頁。合間に過去を織り交ぜ、また試合に戻る。内面実況小説の技巧はスゴイが読んでて疲れる。最後の短編位が程よい感じ。トップ選手を追うレベルの選手の覚悟と、もがく姿はスポ根を彷彿。
2020/07/01
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