大陸と海洋の起源 (ブルーバックス 2134)
大陸と海洋の起源 (ブルーバックス 2134) / 感想・レビュー
まーくん
地球科学における歴史的名著。ウェゲナーは1915年、現在の五大陸はかつて一つの巨大超大陸で、分裂して現在の姿になったと主張。いわゆる”大陸移動説”。この有名な古典は、勿論知っていたが読んだことはなかった。初めて読んで、広範囲にわたり膨大な”根拠”を積み上げ論じていることに驚いた。分離した両側大陸の地形、地質、古生物、古気候、…など定性的事実のほか、極移動やアイソスタシーなど物性の定量的な検討も。だが、当時の地球物理学の知見では大陸移動の原動力について十分説明できず、この仮説は受け入れられず忘れ去られた。→
2020/05/15
やいっち
自説である大陸移動説に自信を持ちつつも、反対もあって次第に追い詰められていく中、少しでも傍証を得ようと懸命な姿が垣間見られて感動というか、悲壮感すら感じた。 なんと彼が亡くなって半世紀ほど過ぎて、劇的な復活を遂げたのである。
2020/12/02
mft
古典だが読むのは初めて。訳者は竹内均なので勿論新訳ではなく別の形で出ていたものをブルーバックスとして出し直したもの。古生物学と地質学の傍証の積み上げは結構説得力があるように感じるが、プレートテクトニクス理論の時代まで半世紀近く無視されていたらしい。現代から見れば、海溝や海嶺などの知識がまだまだ足りなかったのが惜しまれる
2020/11/12
やす
有名な一冊なので読んでみた。発見までの思考過程がよくわかって面白かった
2021/06/23
ぽった
最初に解説から読めばよかった。しかし、ウェゲナーさんはすごい。
2022/03/20
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