7人のシェイクスピア NON SANZ DROICT(12) (ヤングマガジンコミックス)
7人のシェイクスピア NON SANZ DROICT(12) (ヤングマガジンコミックス) / 感想・レビュー
ぐうぐう
かつて机上の空論としてカットされた『リチャード三世』の亡霊の場面。アイデアと熱情により、その机上の空論だった場面が舞台上で実際に演じられる。収録されているコラムによれば、シェイクスピアの時代は疫病の流行に悩まされていたという。目に見えぬ細菌やウイルスは人々の心をも病み、根拠のない魔女狩りを助長させる。3密が避けられない劇場は、閉鎖を命じられる。新型コロナウイルスで苦しむ現在と似た状況だが、シェイクスピアの時代で芝居は滅亡しなかったのは、明白な事実である。「絶望して死ね」「生きて栄えよ」(つづく)
2020/06/08
うなぎ
あー良かった…。これ読んだら、リチャード3世の本物の舞台が見たくなった。いつか見に行きたい〜。舞台ながらの演出楽しみたい〜!
2020/05/11
美周郎
民は宸襟を推し量れない、とはいえ衝撃。シェイク達がこれまで抱いていた女王への反感はどう昇華するのだろう。
2020/05/11
笠
4 新刊読了。ギリギリの大逆転劇で劇場戦争に勝利したシェイクスピアたち。勝利の美酒に酔うのも束の間、シェイクスピアは突如よそよそしくなったジョウンの態度にとまどう。エリザベス女王はジョウンの身分違いの恋を牽制しつつも、再び予言者としてのリーを呼び出し、衝撃的な事実を告げる。今までの構図が一気にひっくり返るような女王の告白。しかし、言葉通りに受け取っていいものか?何かカマをかけているのではないかと疑ってしまう。だいたい、顔が悪役顔というか、魔女顔なんだよな。それも込みでのミスリードなのかもしれないけど。
2020/06/04
紙虫
劇場対決に決着、本当の甲乙をつけるのはやはり一般の観客たち。見事な決着のつけ方です。そうだった主人公たちの来しかたは新旧キリスト教のせめぎ合いがあったんだ。雲上人登場、処女女王と言われた女性の心の内が明かされます。
2020/05/07
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