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本性 (講談社文庫 く 74-2)

本性 (講談社文庫 く 74-2)

本性 (講談社文庫 く 74-2)

作家
黒木渚
出版社
講談社
発売日
2020-12-15
ISBN
9784065201671
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本性 (講談社文庫 く 74-2) / 感想・レビュー

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ehirano1

一作目の「超不自然主義」が印象的でした。タイトルを上手く反映した内容で、なかなか掴みどころが難しいのですが、人間の本性の一部はまさにコレが含まれていて、それが顕在化した人達を描いたのが本作なんだと思いました。

2023/05/03

みらこー

アーティストとして元々好きな黒木渚の小説。大学は私の後輩。エッヘン。人間の本能を語る奇抜な歌詞と同様に小説もグイグイ迫る私の一押しさん。装丁の女性は別人よ。ジャンルで言うと芥川賞系の世界観か。一見普通そうやけどどこかズレてる、結構アングラ層の人の生活にも興味深いようだ。不清潔な描写がリアル。社会からはじかれても一生懸命明日を生きる人たちを描く。タクシーに乗った女の結婚生活、モラハラ夫に対して寂しい妻の思いが何故かグサグサ刺さる。あとがきは3編目から話が繋がっていて、そのまま黒木渚の自己紹介=これが本性か。

2022/01/15

まひと

ミュージシャンにして小説家、黒木渚さんの作品。3編ともちょっとまともじゃない話だった。『超不自然主義』が印象深く面白かった。地蔵と結婚…結婚?地蔵が浮気…浮気?地蔵と離婚…離婚?あまりにも不思議な感覚でちょっと笑ってしまった(笑)でもまぁ、人以外に恋愛感情を抱く人は居るのだろうし、何を普通とするかは人それぞれ違うのかな、と。まさに人間の『本性』そのものを垣間見た気がして少し気分が悪い。黒木さんの楽曲も聴いてみようと思う。

2021/02/14

のじ

1話目のよくわかんない感じが一番良かったかな。ぜんぜん占い当たりそうにないし1年後に死にそうにないし。2話目は家出してきた女性とタクシー運転手、かみ合っているようでかみ合っていない感じがきもちわるい。DV野郎の出てくる3話目は、なんとなく煮え切らない。どっかに振り切ってほしいもやもや感。題名に期待したけどなあ。

2021/09/01

本命@ふまにたす

ミュージシャン、黒木渚による短編集。音楽で感じられる独特の世界観はここでも健在だが、形式的なエキセントリックさよりも、内容で勝負している感じを受ける。

2022/11/03

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