7人のシェイクスピア NON SANZ DROICT(13) (ヤングマガジンコミックス)
7人のシェイクスピア NON SANZ DROICT(13) (ヤングマガジンコミックス) / 感想・レビュー
ぐうぐう
エリザベス女王の告白から幕を開ける最新13巻。女王の信仰、その驚くべき秘密と、結ばれることのないジョウンへの強い想い、二つの宿命がシェイクスピをある悲劇の物語へと導く。その名は『ロミオとジュリエット』。人の運命を見通す力を持つリーは告げる。「“ウィリアム・シェイクスピア”……その名にそそがれる栄誉は…のちの世のあらゆる人々の眼にとまり…この世の終わりまで生き続けるでしょう!」予言が真実となることを現代に生きる私達は知っている。その当然のことをわざわざ告げるハロルド作石の真意とは。次巻は果たしてあるのか。
2020/08/12
みのにゃー
女王の真実が、チームシェイクスピアの共感を呼ぶ。世界的に有名な作品が、シェイクのかなわぬ恋から生まれようとは。
2020/08/05
笠
4 新刊読了。えっ、勝利の喜びも束の間、第二次劇場戦争?そしてシェイクスピアがついに書き上げたのは、おそらくは一番有名な『ロミオとジュリエット』。なるほど、ジョウンとの身分違いの恋愛がここに繋がるのか。かの「おおロミオ、あなたはどうしてロミオなの」という台詞も、ついにリーのペンによって生み出された。「10年に一度なんて、あまりにチンケ」と言ってしまうシェイクスピア、その通りすぎて格好いい。封切りが楽しみ。トマス・ソープの人物像が少し明らかになったが、彼も7人の一人としてもっとフォーカスされてほしい。
2020/08/12
ジョバンニさん
迫る世紀の傑作、ロミオとジュリエット!
2020/08/26
toriarii
12巻末で意味ありげに切られたエリザベス女王の告白から始まる13巻。劇場戦争が再開され、シェイクスピアはロミオとジュリエットを書き上げる。マーロウはこのまま落ちていく一方なんだろうか。ピューリタンとカトリックは同じキリスト教であるにも関わらず、政治的には異端というよりは異文化に近い形で扱われている。本作におけるカトリックの迫害は、生活に信仰が大きく影響する信徒には、現代人には想像できないレベルで精神的負担がかかったのではないか。
2020/08/05
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